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治具に関する記事

【図あり】治具の機構とは?形状・素材・運用面の工夫を紹介

治具の機構とは、治具の内部構造やメカニズムのことをいいます。
治具には、目的や用途によって、様々な機構が取り入れられます。これらの機構は、治具の機能面や運用面によって決めるのが一般的です。その中でも、最も大切なことは目的を果たすための機能面です。同時に、治具を安全で簡単に使用できるよう、運用面を考慮しましょう。
今回は治具の機構に関する重要な要素についてご説明します。

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形状は、治具の機構で最も重要な要素です。
目的の機能を十分に果たすことを最優先としつつ、現場での調整や似た用途でも流用することがあるため、できるかぎり汎用性のある形状を取り入れることが理想といえます。
例えば、画像検査においては、照明の照射角度が検査精度に大きく影響します。また、卓上テストと実際の現場では、外来光によって精度が変わるといったケースも珍しくありません。
そのときのために、照明を固定する治具は、位置や角度を可変できる機構にすることが有効です。一方、使用頻度が高いと、位置や形状が変わるリスクがあります。
光学機器の光源調整など緻密な運用を目的とした治具は、位置や形状の変化を防ぐため、溶接や一体物としての加工が理想的です。

※画像の解説:照明用治具の一例。y軸方向や、首振りによる角度調節が可能。

2.素材の工夫をしよう

治具の素材は、利便性や品質管理の観点から大切な要素です。
利便性の面では、治具に接する製品や、取り扱う方の負担にならない素材を選定する必要があります。

この際に、下記の点について注意しましょう。

・素材が室温や圧力といった使用環境に耐えられるか
・容易に運用できる重量か
・表面の凹凸で製品への傷や人員の怪我に繋がらないか

⇒治具使用される代表的な12種類の素材とは?用途についても紹介

また品質管理の面では、製品の真上に設置する治具の場合、脱落によって治具やその一部が製品に混入する恐れもあります。こういったケースでは、治具の素材を製品と全く異なる色にすることで、そのあとの工程に関わる方が画像検査装置に検知させる手法をとることができます。
また、脱落の可能性が防ぎづらい部品などに金属を混入させることで、金属検知器による発見を期待することもできます。

3.運用面の工夫をしよう

運用面では、治具を取り扱う方が安全に使用できるよう配慮する必要があります。
初歩的な例では、
・エッヂや角といった鋭利な形状を避ける
・可動する治具に指挟み防止機能を導入する

などの怪我を抑制する方法が挙げられます。

また、安全性だけでなく、誰もが簡単に使用できる治具にするための機構も重要です。
例えば、治具が大型でさまざまな現場での使用をする場合では、キャスターを取り付けた台車等に固定するといった機構も考えられます。

もしくは、再現性が高く、かつ単独で容易にできる分解組み立て機構にするというのも手法の一つです。
その他にも、保管場所を視野に入れた工夫をすると利便性が向上します。もし、治具を壁掛け式の工具棚に保管する予定であれば、フックに掛けるための穴を追加しましょう。
日報などと合わせて用いる治具では、書類と同じサイズに折り畳むことのできる機構にする、などが有効です。これらの工夫は、治具の紛失や他の設備への巻き込み防止につながります。

4.治具に関するご相談はFAプロダクツ

今回は治具の機構について、形状・運用・素材の面で基礎について解説しました。
ただ、製造するワークや会社の環境によって、治具の形状を変えていく必要があります。
治具の製造を依頼する場合は、製造メーカーの担当者に確認しながら適切な設計をするようにしましょう。

FAプロダクツでは、どのような業種のメーカーから出される治具製作要望に応えることができるように体制を整え、高い技術力をもって治具の開発を進めています。

FAプロダクツでは、どのような業種のメーカーから出される治具製作要望にも応えることができるように体制を整え、高い技術力をもって治具の開発を進めています。

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  • 産業用ロボット
  • 生産設備合理化・省力化の設計及び製作
  • 基板電気チェッカーや貼合・折曲など
  • 治具の設計・製作

【実績】
NM社(電子部品の製造販売)、HS製作所(情報通信・社会産業・電子装置・建設機械・高機能材料・生活の各システム製造販売)、TT社(ショッピングセンターなどリテール事業)、SM社(自動制御機器の製造・販売)、OR社(自動車安全システムの製造販売)

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つくば本社:茨城県土浦市卸町2-13-3、相模原工場:神奈川県相模原市中央区上溝1880番2 SIC3-317