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装置に関する記事

塗装検査とは?業界別の検査手法や自動化のメリット+メーカー3選

塗装は製品の保護や、見た目を美しくすることが目的で行われます。ほとんどの製品に塗装が行われており、塗装の性能や機能を確認するためにさまざまな試験方法・試験機器を用いて検査されています。

とはいうものの、

  • 塗装の検査はどうやっておこなうのがよいのだろう?
  • 塗装検査を自動化する方法はないだろうか?

とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は塗装の目的から検査方法について事例をふまえて解説いたします。

もし、塗装検査装置の導入により、

  • 省力化、省人化してコストダウンしたい
  • 生産性アップして売上を上げたい
  • 人的ミスを減らして品質価値を高めたい
  • どのメーカーの自動化設備を使えば効率的かわからない

という場合は、お気軽にFAプロダクツまでお問い合わせください。関東最大級のロボットSIerとして、最適化のご提案をさせていただきます。

また、外観検査などの自動化をご検討の際は、ルール型の画像処理からAIによる画像処理までワンストップで対応する「画処ラボ」もご活用ください。

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「画処ラボ」ではルールベースやAIの画像処理を専門エンジニアが検証。ご相談から装置制作まで一貫対応します。

1.塗装検査の目的

塗装の工程は、塗料の選定から始まり本塗装までさまざまな工程があります。それぞれの工程が正しく行われたかどうかを確認するのが塗装検査の目的です。

不良品が発見できなければ、すべての作業がムダになってしまうだけでなく、購入したお客様にも迷惑が掛かる。
場合によっては塗装を行った作業者の健康や安全にも被害が及ぶこともあります。塗装検査をすることで質の高い製品を安定して生産できるのです。また不良品を発見できれば、現品を解析して改善もできます。

2.塗装検査が行われる業種と工程

では実際に、塗装検査が行われている業種と工程についてご紹介していきます。

(1)建設や建築業

塗装が盛んに行われているのは建設や建築業です。具体的には建物の外壁や、屋根の塗装などが挙げられます。建設や建築業では、塗装のやり直しを発生させないために複数回の塗装検査を実施。回数は主に建物の大きさで分けられており順番にご紹介していきます。

①住宅

住宅の塗装に対する検査は、中間検査と完了検査の2つの工程を行っていることがほとんどです。それぞれ説明していきます。

・中間検査
中間検査は塗装工程の途中で行なう検査のことを指します。下地処理(下塗り)の工程が終わったタイミングで実施され、施工管理者や塗装職人が確認を行います。下地処理(下塗り)が満足にできていないと、その後の本塗り工程で塗料の付着性が悪くなるからです。中間検査では、建物の塗装を行なうための足場がしっかり組まれているか、表面の異物は除去されているか、シーリング(密封)はされているかなどを確認します。

【中間検査の参考動画】
実際に中間検査を行っている動画です。参考にしてください。

引用:株式会社プロタイムズ・ジャパン様

・完了検査
完了検査は塗装工程が完了してお客様に引き渡す前の最終確認で行われます。完了検査はお客様が立ち会いで確認を実施。もともとの計画通りの色が塗られているか、塗り残した箇所や塗料のはみだしはないか、塗装に色ムラはないか、傷などの汚れはないかといった項目を確認していきます。

【完了検査の参考動画】
実際に完了検査を行っている動画です。参考にしてください。

引用:株式会社プロタイムズ・ジャパン様

②工場などの大型建造物、船舶

工場などの大型建造物では住宅と比べて塗装面積が大きく、やり直しが発生した場合は損失も大きくなってしまうため、検査の回数が多く設定されています。下塗り・中塗り・上塗り(本塗り)ごとに検査を実施。住宅と同じ内容を検査するだけでなく、測定器による検査も実施しております。

③塗装検査に使われる膜厚計

塗った塗料が乾燥して固まり膜状になったもの塗膜と呼びます。建設・建築業では塗料がしっかり塗れているかどうかの検査として、塗膜の厚さを測定しています。塗装は製品を長持ちさせる保護や美観の目的で行なうため、塗膜が薄ければそれらの目的を達成でません。したがって塗膜の測定を行います。

(2)工業や製造業

続いて紹介するのは工業・製造業で塗装されている事例です。代表的な製品としては自動車が挙げられます。自動車はキレイな外観に仕上げるために何度も塗装を行っております。

・塗装の参考動画
実際に塗装工程を行っている動画です。参考にしてください。

引用:三菱自動車工業株式会社様

3.製造業における塗装検査の方法と種類

工業・製造業における塗装検査の方法と種類について紹介いたします。工業・製造業では、日常的に塗装検査を行っています。さらに1ヶ月毎などの定期で検査を実施。順番に説明していきます。

(1)日常検査

作業者が製品を目で確認する目視検査を日常的に行っています。目視検査では、塗装面の外観や色調、光沢などは問題がないかを確認。また目視検査は、人によって判断に差がでやすいため、比較サンプルとして限度見本を現場に設置しています。光沢や膜厚については計測器を使用しての測定となります。

(2)定期検査

定期検査では、塗膜の強度や耐久性やなどを評価しています。評価には専用の試験設備だけでなく時間も必要になるため、1ヶ月毎など一定期間内で定期的に実施します。なお評価基準についてはJIS規格(日本産業規格)で決められています。

4.塗装検査装置の自動化とそのメリット

塗装検査に対して装置を導入し自動化することによるメリットを解説します。

(1)塗装に対して高精度な検査ができる

人間の目で塗装の良し悪しを判断していると、判断に迷う製品が発生します。塗装検査装置の導入によって検査基準の調整は必要ですが、判断ミスがなくなります。結果としてお客様によいものを提供することが可能。

(2)個数あたりの生産性が上がる

近年では塗装に対する要求は高く、検査の項目や判定基準が多岐に渡る。人間の目ですべてを検査するには時間が掛かるためです。塗装検査を自動化することで、検査速度が上がり、生産性の向上が見込めます。

(3)省人化が期待できる

製品によっては良し悪しの判別に熟練が必要になっているケースがあります。判別が困難な製品に対して塗装検査装置を導入することによって、熟練作業者が従事する必要なくなるでしょう。また検査だけでなく搬送までを自動化することで省人化が期待できます。

5.塗装検査におすすめのメーカー・ロボットシステムインテグレータ3選

株式会社FAプロダクツ

【特徴】
FAプロダクツは年間200台もの実績がある関東最大級のロボットシステムインテグレーターです。一貫生産体制をとっており、設計から製造までをワンストップで対応。費用・時間にムダなく最適化を行うことができます。

また、お打ち合わせから原則1週間以内に「お見積りとポンチ絵」をご送付。

【ポンチ絵とお見積りのサンプル】

テキストやお電話だけでは伝わりづらいゴールイメージを共有し、スピード感を持った対応を心がけています。

また、同社の「画処ラボ」では、画像処理を用いた外観検査装置の導入に特化し、ご相談を受け付けています。従来は目視での官能検査に頼らざるを得なかった工程の自動化をご検討の際などにご活用ください。

業界最大級の画像処理検証施設を開設!

「画処ラボ」ではルールベースやAIの画像処理を専門エンジニアが検証。ご相談から装置制作まで一貫対応します。

【所在地】
茨城県土浦市卸町2丁目13-3
TEL.050-1743-0310(代表)
FAX.050-3156-2692(代表)
https://jss1.jp/

【営業品目】

  • 産業用ロボット
  • 生産設備合理化・省力化の設計及び製作
  • 基板電気チェッカーや貼合・折曲など
  • 治具の設計・製作

【実績】
NM社(電子部品の製造販売)、HS製作所(情報通信・社会産業・電子装置・建設機械・高機能材料・生活の各システム製造販売)、TT社(ショッピングセンターなどリテール事業)、SM社(自動制御機器の製造・販売)、OR社(自動車安全システムの製造販売)

引地精工株式会社

【特徴】
引地精工株式会社は、さまざまな産業向けにオートメーション生産ラインの開発から工場への設置までを一貫して行っております。目視検査ラインに導入が可能な外観検査ロボットはさまざまな塗装部品の検査を実現しています。

参考:引地精工株式会社

【所在地】
宮城県岩沼市吹上2丁目8-28
TEL 0223-24-3476(代表)
FAX 0223-29-2006
http://www.hikichiseiko.com/

アイエスシー株式会社

【特徴】
アイエスシー株式会社では画像処理技術を活用した外観検査の開発に強みを持っています。ソフトだけでなく実際に導入する機械を含めて総合的なシステムの構築に対応しております。

【所在地】
神奈川県川崎市中原区上丸子山王町1-873-6 原厚ビル1F
TEL 044-431-2080
FAX 044-431-2081
http://www.isc-net.co.jp/

6.検査装置導入のご相談はFAプロダクツ

塗装は製品に無くてはならない工程でありながら、検出項目や基準が難しく人間の目に頼っていることが多いです。

しかし近年では画像検査機などの検出技術の向上によってかわりつつあります。「塗装検査」のお困りごとやお悩みがあれば、自動化のプロ、ロボットSIerのFAプロダクツまでお問い合わせください。

関東最大級のロボットシステムインテグレーター 装置の設計から製造ならお任せください

050-1743-0310 営業時間:平日9:00-18:00

つくば工場:茨城県土浦市卸町2-13-3、相模原工場:神奈川県相模原市中央区上溝1880番2 SIC3-317