1. HOME
  2. お役立ち情報
  3. 装置に関する記事
  4. タッチパネル検査とは?基本の仕組みとおすすめメーカー紹介

FA業界の方へ耳寄りな情報を「おしえてJSS」by日本サポートシステム株式会社

お問い合わせ

関東最大級のロボット
システムインテグレーター
装置
設計から製造なら 日本サポートシステム株式会社

装置導入の必須マニュアルプレゼント
  1. HOME
  2. お役立ち情報
  3. 装置に関する記事
  4. タッチパネル検査とは?基本の仕組みとおすすめメーカー紹介
装置に関する記事

タッチパネル検査とは?基本の仕組みとおすすめメーカー紹介

タッチパネル検査は、単純な構造ながら様々な装置が考案されており、奥の深い検査と言えます。タッチパネル検査のコンサルティングを受けて、

  • 省力化、省人化してコストダウンしたい
  • 生産性アップして売上を上げたい
  • 人的ミスを減らして品質価値を高めたい
  • どのメーカーの自動化設備を使えば効率的かわからない

という場合は、お気軽にFAプロダクツまでお問い合わせください。
関東最大級のロボットSIerとして、最適化のご提案をさせていただきます。

1.タッチパネル検査とは?

タッチパネル検査は、タッチパネル製品の感度を検査する際に使用する装置です。
本項で原理を説明していきます。

1)タッチパネルとその仕組み

タッチパネル検査の概要を知るには、そもそもタッチパネルとはどのような装置なのかということを説明する必要があります。

スマホを初めとした世の中のユーザインターフェースはとても速いスピードでタッチパネルに移行しています。タッチパネルは、電子画面の表示に従って、ボタンのように該当箇所をユーザが押すと、それに応じた動作をするという装置です。
では何故画面に触れただけで装置が動作するのかというと、以下の4つの原理のどれかを利用して装置が構成されています。

  • 静電容量方式
    タッチパネル全体に電気が均等に蓄えられている装置構造をしています。電気の蓄えられたパネルをタッチすると、水分を含んだ人間の指は導電性のため、パネル内部だけで結合していた電気が指に移動することになります。
    電気が移動した場所を検知することで、どの箇所が押されたのか装置側は判断します。
  • 抵抗膜方式
    タッチパネルのフィルムの下部のガラス基板に、電気の流れる薄い膜を向かい合うように設置します。
    この2枚のフィルムは通常は触れないようになっていますが、パネルに指などで押した際に圧力がかかり、2枚の膜が接触します。
    後は静電容量方式と同じように、電気が移動した場所を検知することで、どの箇所が押されたのか装置側は判断します。
  • 赤外線方式
    タッチパネルの周囲に赤外線の受光と投光センサを配置します。
    指が触れた際、指によってセンサ光が遮られるため、受光側が感知する光は減衰します。減衰した地点を特定することで、触れた地点を感知することができます。
  • 超音波表面弾性方式
    タッチパネルの周囲に、超音波の発信器と受信機を用意します。指が触れた際、指によって超音波を遮り、触れた地点を感知します。

一般的に普及しているのは、静電容量方式と抵抗膜方式の2つです。
前者はスマホ、後者はカーナビ、コピー機などで使われています。

2)タッチパネル検査の仕組み

タッチパネルの仕組みがわかれば、どのように検査を行えばいいのかということがわかります。
一般的に普及している、静電容量方式と抵抗膜方式のタッチパネルを検査するには、それぞれの検知の原理を満たさなければなりません。

  • 静電容量方式
    導電性の素材でタッチパネルに触れる必要がある。
  • 抵抗膜方式
    2枚の膜が触れる程度の強さで画面を押す必要がある。

この条件を満たした上で、検査装置の動作は以下のようになります。

  • タッチパネルを台に固定する。
  • XY軸を搭載した装置が、タッチ用スティックでタッチパネルをタッチする
  • タッチ動作を繰り返し、パネルが正常に動作するか確かめる

基本的には、人間が検査する際と同じように、ひたすらタッチパネルを押して、動作を確かめる装置になります。

3)タッチパネル検査システムの構成

タッチパネル検査装置の構成は一例をあげると、以下の図のようになります。


タッチパネルによって、どの箇所を押すのか、どのような力で押すのかということが異なるので、パソコンにて検査レシピを作成しておきます。
作業者は、タッチパネルを、置き台にセットして、パソコンで品種を選択し、作業を開始させます。
装置は、指示に従って、タッチ用スティックを移動させ、タッチパネル上をスティックで押します。
全ての検査点を押し終わったら、タッチパネルを取り出します。
構成と動作は以上のようになります。
もちろん、作業者の負担をさらに減らしたければ、ロボットなどでタッチパネルの自動配膳を行うやり方もあります。

以下の動画は、実際にタッチパネル検査を行っている動画です。
動画内では、スティックがXY方向に自在に移動して、パネルをタッチしているのがわかります。

2.タッチパネル検査装置におすすめのメーカー・SIer

タッチパネル検査装置を導入する際のメーカーはどのような会社があるのか紹介していきます。

1日本ノーベル株式会社

日本ノーベル株式会社は東京都にあるシステム開発、ソフトウェア開発の会社です。
外観検査ソフトウェア開発としては、製品の傷の検出や品種判別用の文字検出など、様々なシステムの開発、販売を行っています。
設立は1980年で、歴史は古く、様々なノウハウが蓄積していると言えます。
タッチパネル検査装置は、装置のスティックがパネルをタッチした際のパネルの表示をカメラで撮像し、OKNGを判断する方法を提案しています。
通常、タッチパネル検査装置は、パネルをタッチするところまでが仕事で、タッチした際の挙動に関しては、別システムでの構築なのですが、本装置では一貫して行うことが可能です。

2株式会社スリーウェイテクノロジ

株式会社スリーウェイテクノロジは東京都にあるシステムの受託開発を行なっている会社です。
節立は1999年と新陳代謝の活発なシステム会社としては中堅です。

世の中に存在はしていても高くて買えなかったり、微妙に用途が違っている製品やシステムは数多く存在していますが、それらをクライアントのやりたいことに対して、改造したりダウンサイジングした状態での納品出来ることがアピールポイントです。
タッチパネル検査装置の実績は、スティック移動用のXY軸だけで構成されたオーソドックスなタッチパネル検査装置ですが、導入のハードルは低いと思われます。

3)日本電産リード株式会社

日本電産リード株式会社は1991年に設立された、製造業における検査・計測装置の販売、システム開発を行なっている会社です。
大企業である日本電産のグループ会社ということもあり、信用と技術力は折り紙付きです。
タッチパネル検査装置は、タッチパネルの特徴に合わせた装置のレパートリが数多くあり、実績も豊富です。
完全非接触で検査を行いたいなどの要望も、オプションにて対応することができ、提案力も随一です。
予算に制限がなければ、検討に入れるべきメーカと言えます。

3.タッチパネル検査装置におすすめのロボットシステムインテグレータ

株式会社FAプロダクツ

【特徴】
FAプロダクツは年間200台もの実績がある関東最大級のロボットシステムインテグレーターです。一貫生産体制をとっており、設計から製造までをワンストップで対応。費用・時間にムダなく最適化を行うことができます。

また、お打ち合わせから原則1週間以内に「お見積りとポンチ絵」をご送付。

【ポンチ絵とお見積りのサンプル】

テキストやお電話だけでは伝わりづらいゴールイメージを共有し、スピード感を持った対応を心がけています。

業界最大級の画像処理検証施設を開設!

「画処ラボ」ではルールベースやAIの画像処理を専門エンジニアが検証。ご相談から装置制作まで一貫対応します。

【所在地】
茨城県土浦市卸町2丁目13-3
TEL.050-1743-0310(代表)
FAX.050-3156-2692(代表)
https://jss1.jp/

【営業品目】

  • 産業用ロボット
  • 生産設備合理化・省力化の設計及び製作
  • 基板電気チェッカーや貼合・折曲など
  • 治具の設計・製作

【実績】
NM社(電子部品の製造販売)、HS製作所(情報通信・社会産業・電子装置・建設機械・高機能材料・生活の各システム製造販売)、TT社(ショッピングセンターなどリテール事業)、SM社(自動制御機器の製造・販売)、OR社(自動車安全システムの製造販売)

4.タッチパネル検査装置に関するご相談はFAプロダクツへ 

今回はタッチパネル検査装置について、説明してきました。
タッチパネル検査は、タッチパネルを押すだけの簡単な検査のため、自動化がしやすく、すぐにコストダウンに貢献できる可能性が高い工程です。
自動化を考える上で、すぐに対応できるので、まずは検討してみることをお勧めします。

関東最大級のロボットシステムインテグレーター 装置の設計から製造ならお任せください

050-1743-0310 営業時間:平日9:00-18:00

つくば工場:茨城県土浦市卸町2-13-3、相模原工場:神奈川県相模原市中央区上溝1880番2 SIC3-317