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生産設備に関する記事

負荷試験機導入におすすめのメーカ4選! 選び方のコツや生産性向上のポイントも徹底解説

非常用自家用発電機を設置・利用するには、消防法で定められた総合点検時に、負荷試験による運転性能の確認を行う必要があります。負荷試験には「実負荷試験」と「模擬負荷試験」の2種類がありますが、停電の必要性がなく、消防法で定められた負荷率30%まで確実に上げられる模擬負荷試験の実施が、関西電力などでおすすめされています。
この模擬負荷試験を行うための装置が負荷試験機です。適切な負荷試験機を用いて試験を行うことで、非常用発電機の適切な作動・点検作業の効率化につながります。

当記事では負荷試験機の選び方や負荷試験機の主要メーカ・製品、負荷試験機導入のメリット・デメリット、負荷試験機を用いて生産性を上げるコツを解説します。

もし、負荷試験機を導入して、

  • 省力化、省人化してコストダウンしたい
  • 生産性アップして売上を上げたい
  • 人的ミスを減らして品質価値を高めたい
  • どのメーカーの自動化設備を使えば効率的かわからない

という場合は、お気軽に株式会社FAプロダクツまでお問い合わせください。
関東最大級のロボットSIerとして、最適化のご提案をさせていただきます。

1.負荷試験機の選び方

自社に合う負荷試験機の選び方のポイントとして、「負荷試験機と、負荷をかける機器双方の電気的仕様」をまず意識することが大切です。
実際に負荷をかける機械の規格に合う負荷試験機でないと、機械の故障や感電事故が発生するリスクが高くなります。
また、調整の必要性が出たり他の負荷試験機の購入が必要になったりと、余計な労力・コストがかかります。
規格・電源などの情報を事前に整理し、滞りなく負荷試験が実施できる装置を選びましょう。

次に、負荷試験機の特徴・メリットを確認・比較します。
負荷試験機にはメーカや型式ごとの特徴があり、「操作が簡単なもの」「設計がコンパクトで省スペースで利用できる」「他の装置と組み合わせ、さまざまな用途に使えるようにしたもの」などが存在します。
自社が求める機能を搭載した負荷試験機を選択してください。

さらなるチェック項目として、使用用途・目的に合っているか、コストはどのくらいか、既存の生産ラインに導入しやすいか、メーカのサポートは安心できるものかなども事前に確認しましょう。

なお高圧発電機用の試験機の場合は大量の電気を消費することから、原則として大型かつ車載式になります。

2.負荷試験機の主要メーカと製品

工場コンサル

負荷試験機のおすすめの主要メーカと製品の解説として、次の4メーカを紹介します。

  • デンヨー株式会社
  • 株式会社辰巳菱機
  • 赤司電機株式会社
  • 松栄電子工業株式会社

(1)デンヨー株式会社

デンヨー株式会社は、発電機・溶接機・コンプレッサなどの製造機器の製造・販売を取り扱うメーカです。
70年以上の歴史と企業規模は、負荷試験機のメーカとして日本でも有数の企業となっています。
高性能・省エネ性能に優れるエンジン発電機、移動性に優れた高い溶接性能を誇るエンジン溶接機など、社会基盤を創るさまざまな製品が人気を博してきました。
発電機といった製造機器のノウハウを活かして開発した、高性能の負荷試験機も取り扱っています。

製品情報①LE-75

出典:デンヨー株式会社|LE-75

LE-75は、45/60kVAクラスの発電機に最適な負荷試験装置です。
「よりスピーディに。正確に測定チェック」をモットーに、軽量かつコンパクト、車輪付きの設計で、移動や運搬に大変便利なモデルとなっています。
高い性能、万全の保護装置、簡単操作などによって、使いやすい特徴が揃っているのもメリットと言えるでしょう。

価格は252万円(税別、2023年7月現在)です。詳細はメーカへ直接お問い合わせください。

製品情報②LE-330D

出典:デンヨー株式会社|LE-330D

LE-330Dは、LE-75よりも容量、対応電圧を上げたモデルです。
安定した抵抗値で電流微調整が必要なく、また並列接続で大型発電機の負荷試験も容易に対応できます。
容量に対して軽量・コンパクトな設計は、他のモデルと同様に移動効率や省スペース化に寄与しています。

価格は560万円(税別、2023年7月現在)です。詳細はメーカへ直接お問い合わせください。

【所在地】
・東京都中央区日本橋堀留町二丁目8番5号
・お問い合わせはメールフォームより
https://www.denyo.co.jp/

(2)株式会社辰巳菱機


出典:株式会社辰巳菱機

株式会社辰巳菱機は、乾式負荷試験機のパイオニアとしてさまざまな負荷試験機を開発・販売するメーカーです。
特高・高圧、低圧、直流など、さまざまなケースに対応できる各種負荷試験機を販売しています。

製品①L-10(縦型)


出典:株式会社辰巳菱機

L-10(縦型)は、JESAの技術基準に合格している低圧負荷試験装置です。
容量100kW、電圧200/400Vに対応しています。
販売だけでなくリースにも対応しているので、必要なときだけレンタルする形でも利用できます。
初回レンタルでは試験員が現場で操作説明をしてくれるので、初めてでも安心です。

価格はメーカへ直接お問い合わせください。

製品情報②H-80S


出典:株式会社辰巳菱機

H-80Sは、容量800kW、電圧6,600Vに対応できる高圧負荷試験装置です。
株式会社辰巳菱機では、このような大型かつ高圧に対応できる負荷試験機の販売・リースも実施しています。

【所在地】
・東京都江東区東砂6-12-5
・TEL:03-3648-7740
・FAX:03-3648-6100
http://www.ttmrk.co.jp/

(3)赤司電機株式会社


出典:赤司電機株式会社

赤司電機株式会社は、発電機負荷試験機を始め、永久磁石式同期発電機、材料試験装置、自動制御装置の設計・製作・現地据付・調整などに対応するメーカです。
長年の経験・研究を基にし、機電一体の製品づくりを通し開発された赤司電機の製品は、あらゆる産業分野から高い評価を得ています。

製品情報①乾式発電機負荷試験装置 RESI-MASTER DC


出典:赤司電機株式会社|乾式発電機負荷試験装置 RESI-MASTER

乾式発電機負荷試験装置 RESI-MASTER DCとは、直流発電機およびバッテリーの負荷試験用の負荷試験機です、安全性の高さ、省力化、簡単な操作、環境への優しさなどのスペックを備え、調整の必要がない手軽さも魅力です。
交流発電機には、RESI-MASTER200LやRESI-MASTER2000Hなどが対応しています。

価格はメーカへ直接お問い合わせください。

製品情報②乾式抵抗器 LRD200-R


出典:赤司電機株式会社|乾式抵抗器 LRD200-R

乾式抵抗器 LRD200-Rとは、小容量向けの発電機負荷試験機です。抵抗素子には温度上昇による抵抗値変化が少なく、面積あたりの負荷容量を高負荷に設定できる触媒用ステンレス材を採用したモデルです。
この仕組みにより、軽量・コンパクト・高安定性を実現しました。

価格はメーカへ直接お問い合わせください。

【所在地】
・福岡県遠賀郡遠賀町大字鬼津1688-2
・TEL:093-293-6911
・FAX:093-293-6915
http://www.akashidenki.co.jp/

(4)松栄電子工業株式会社


出典:松栄電子工業株式会社

松栄電子工業株式会社は、創業から40年以上の期間で培った技術と最新技術を駆使して、パーツからシステムまでを製造する負荷装置の総合メーカです。
ニーズに応える技術力、スピーディーな対応力、45年以上の歴史で培った信頼・実績を基に、発電機負荷試験機をはじめとする負荷試験機の販売・レンタル事業を実施しています。

製品情報①可変負荷抵抗器(MR-A、MR-Bシリーズ)


出典:松栄電子工業株式会社

可変負荷抵抗器(MR-A、MR-Bシリーズ)は、小型で簡易な可変抵抗器として広い分野に使用される標準型負荷試験機です。切替時に回路をオープンすることなく次の接点に移り、連続試験ができます。

価格はメーカへ直接お問い合わせください。

製品情報②力率可変負荷装置(Uシリーズ)


出典:松栄電子工業株式会社

力率可変負荷装置(Uシリーズ)は、遅れ力率および進み力率共0.1〜0.98の範囲で連続的に可変できる負荷装置です。
一定電流で力率可変または、一定力率で電流可変が容易にできます。

価格はメーカへ直接お問い合わせください。

【所在地】
・神奈川県横浜市港北区小机町1716
・TEL:045-473-5428
・FAX:045-473-3305
https://www.shoeidenshi.com/

3.負荷試験機導入のメリットとデメリット

負荷試験機を導入するメリットはとても大きいですが、デメリットももちろんあります。
双方のバランスを考慮することが大切です。

(1)負荷試験機を導入するメリット

  • 実負荷試験では実施する停電作業が必要のない、模擬負荷試験による点検作業ができる
  • 消防法で推奨される定格出力負荷30%以上を確実に維持して試験ができる
  • 発電機内のエンジン内部の未燃焼燃料を排出し、発電機作動時のトラブルを未然に防げる
  • 実負荷試験のような、停電の手間や試験準備に人員を割かずに済む

(2)負荷試験機を導入するデメリット

  • 負荷試験機自体のメンテナンスや点検が必要になる
  • 負荷試験機の導入コストがかかる
  • 使い方や点検方法を誤ると、感電・短絡事故や発電機の誤作動による消火活動の停止などで死亡・重大事故につながるおそれがある
  • 負荷試験機の使い方について従業員への研修・訓練を実施する必要が出てくる

4.負荷試験機を用いて生産性を上げるポイント

負荷試験機を用いてさらに生産性を上げるポイントとして、まず使い手となる従業員の教育の実施が挙げられます。
負荷試験機を正しく使いこなせる従業員であれば、負荷試験や前準備の時間短縮、試験の正確性向上など、負荷試験全体の生産性アップにつながります。
ヒューマンエラーによる事故防止にもつながるでしょう。

また、負荷試験機による模擬負荷試験の前後には、それぞれ発電機のメンテナンスの実施をおすすめします。
仮に長期間メンテナンスされていない発電機で試験を行うと、試験の負荷で発電機が故障する可能性が高くなります。
オイルや冷却水、消耗部品などの交換や試験後のテスト運転などを行い、発電機寿命の消耗を可能な限り抑えることが、長期的に見た生産性向上となるはずです。

5.負荷試験機の導入に関するご相談は株式会社FAプロダクツ

負荷試験機を導入することで、自社で実施する発電機負荷試験の労力・コストを軽減できます。作業効率や安全性の向上も見込めるので、導入コストと削減コストのバランスを見つつ購入を検討しましょう。

もし負荷試験機の導入や模擬負荷試験についてのサポート依頼・相談を希望する場合は、株式会社FAプロダクツへぜひお問い合わせください。負荷試験機の選定から発電機のメンテナンスまで、さまざまなニーズに対応します。

【特徴】
FAプロダクツは年間200台もの実績がある関東最大級のロボットシステムインテグレーターです。一貫生産体制をとっており、設計から製造までをワンストップで対応。費用・時間にムダなく最適化を行うことができます。
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茨城県土浦市卸町2丁目13-3
TEL.050-1743-0310(代表)
FAX.050-3156-2692(代表)
https://jss1.jp/

【営業品目】
産業用ロボット
生産設備合理化・省力化の設計及び製作
基板電気チェッカーや貼合・折曲など
治具の設計・製作

【実績】
NM社(電子部品の製造販売)、HS製作所(情報通信・社会産業・電子装置・建設機械・高機能材料・生活の各システム製造販売)、TT社(ショッピングセンターなどリテール事業)、SM社(自動制御機器の製造・販売)、OR社(自動車安全システムの製造販売)

 

関東最大級のロボットシステムインテグレーター 生産設備の設計から製造ならお任せください

050-1743-0310 営業時間:平日9:00-18:00

つくば工場:茨城県土浦市卸町2-13-3、相模原工場:神奈川県相模原市中央区上溝1880番2 SIC3-317