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検査装置・基盤検査に関する記事

オススメの検査装置メーカー24選!種類や特徴・構成もご紹介

1.はじめに

製造品の部品や製品の検査工程は、製品の品質を保つためには、欠かせない製造工程です。目視検査のように人の手で行われていた検査は、人員を減らしたいという要望と、画像処理などの高度化、高速化に伴って、検査装置へと置き換わっています。

この検査装置の製造は、カタログでは1つの会社が開発・製造・販売するように書かれていますが、実際に検査装置が現場に設置されるまでには、多くの専門メーカーが関わっています。

このコラムでは、検査装置はどのようなメーカーが関わって、現場で検査をしているかをご紹介します。
また、日本製品の品質確保を担う検査装置メーカーについてもご紹介していますので、合わせてご覧ください。

2.検査装置導入に関わるメーカーとは?

図1に製造ラインに検査機器を導入するときに、メーカーと関わる方式の例を紹介します。

図1 検査装置導入時のメーカーの関わり

検査装置を導入するときに、導入の方式ケース1~3を例に検査装置メーカーとの関わり方を挙げると、次のように分けられます。

  •  ケース1
    製造者が検査装置に必要な機器を検査機器メーカーから購入し、製造者が機器の設置と画像処理ソフトの調整を行い、運用に入るケースです。
  •  ケース2
    製造者が検査装置の仕様作成をコンサルタントに依頼し、その仕様をもとに検査装置メーカーが製造・設置し、運用に入るケースです。
  •  ケース3
    製造者が、検査装置メーカーが検査装置を開発・製造・調整を行い、運用に入るケースです。

※ケース1〜3で挙げたメーカーとは下記の通りです。

  • 検査機器メーカー
    カメラ、画像処理装置などを製作する会社です
  • 検査装置メーカー
    検査装置の開発・設計・製造・設置を行う会社です
  • コンサルタント
    検査装置導入に対して相談・提案・開発・仕様作成などを行う会社です

 

3.検査装置を構成するメーカーとは?

検査装置の全体構成とそれぞれの機器に対応するメーカーのイメージを、図2で紹介します。

図2 検査装置とメーカー

検査装置で使われる機器は、次のような機器で構成され、それぞれあるいは全体を組み合わせるメーカーが機器・装置を製作します。

  • 照明装置
    照明機器と電源装置などで構成されます。
  • カメラ装置
    CCD撮像機、レンズ、シャッターなどの機器で構成され、レンズなどは専門メーカーがあります。カメラ以外には、X線検出器、レーザー検出器などの装置も含まれます。
  • 画像処理装置
    画像データを前処理し、半導体位置の傾きなどを画像として浮き出すような画像処理、処理された画像からOKかNGを判定し、判定結果から制御などの出力処理を行うソフトウェアで構成されます。
  • 搬送制御装置
    画像処理装置から送られてくる判定出力で製造ラインを制御する装置です。図2では、判定された製品をNGかOKのラインに振り分ける役割を果たします。

 

4.検査装置の種類が同じでも違いがあるの?

図3に基板検査を行う検査装置について、3メーカーの基板検査装置のイメージを紹介しましょう。

同じ基板検査装置でも検出方法や、構成機器、画像処理方法が異なります。もちろん、検出する基板欠陥内容も異なります。

図3 検査装置 メーカーごとの違い(基板検査)

検査装置の分野には、外観検査装置、基板検査装置、ラベル検査装置など欠陥を検出する対象によって、次の章で紹介するように、いろいろな種類があります。

例えば外観検査装置では、数十社のメーカーが検査装置を製造しています。しかし、ほとんどのメーカーはカメラなど構成する機器は同じでも、解像度、照明の方式、画像処理の内容など皆違い、独自で開発したもので検査します。
さらに検出する欠陥の種類も異なり、あるメーカーの装置では検出できない欠陥も、別のメーカーの装置では検出できる場合もあります。

そのため、検査装置の導入に当たっては、どのような欠陥まで検出でき、自社の製造ラインで発生する欠陥を捉えられるかどうかを検討することが大事です。

 

5.検査装置とメーカーの一覧

検査装置の種類ごとに、いろいろなメーカーが製品を開発・製造・販売しています。例えば、外観検査装置では数十社が、開発・製造のほかに画像処理専門などで参入しています。
この章では、検査装置の種類例ごとにメーカーを2社ずつご紹介します。

表1 検査装置とメーカー

検査装置種類 検出対象 検査装置メーカー メーカー事業・特徴
外観検査装置 外部の傷、汚れ、ゴミ付着、欠け 名古屋電気 電気機器の製造・加工、鉄鋼・非鉄金属製品の販売・工事、半導体製品・部品の製造及び販売
ヴィスコ・テクノロジーズ 画像処理検査のエキスパートとして、画像処理システムの開発・製造・販売・保守サービス
X線検査装置 飲料の内部の異物や製品の内部欠陥 アイビット 半導体パッケージ・実装基板用のX線検査装置の開発・製造・販売と保守。プリント基板生産用機器の製造・販売
日立パワーソリューションズ エンジニアリングサービス、電力エネルギー、デジタル、社会産業の各ソリューションを実施
シート検査装置 コーティングのムラ、表面シワ、ゴミの付着 オムロン ヘルスケア事業、社会システム事業、車載事業、制御機器事業、電子部品事業を展開
ヒューテック CCDセンサ、X線センサを用いた検査・測定装置および画像処理用照明器の開発・製造
ウェハ検査装置 ウェハ上の異物、パターン欠陥 日立ハイテクノロジーズ 科学・医用、電子デバイス、産業の各システム、先端産業部材を展開
ヒュ-ブレイン 画像検査システム開発を主業務として、ハーネス、チップ部品など検査機器を開発・製造
ラベル検査装置 容器シール・ラベルのズレ、スジ状欠陥、印字違い ダックエンジニアリング 画像処理技術を応用した品質検査装置及びシステムの設計・開発・製造の事業展開を行う
オプテックス・エフエー ファクトリー・オートメーション用光電センサ機器・装置の開発・製造・販売の事業展開を行う
印刷検査装置 印刷ミス、汚れ、インク飛び ジーティービー 創業から画像処理技術を中心に研究開発を重ね、フルカラー間の形状相似演算など、様々な画像処理技術を開発
ジクス 画像処理による形状・異物混入検査装置の製造、品質検査用シート状搬送装置の製造、位置決め制御システム製造
半導体検査装置 モールド不良による半導体パッケージの膨らみの変形、リードフレーム・ピン端子の曲がり変形、パッケージ表面傷・クラック、汚れや異物の付着、端子メッキ不良、パッケージのバリ・欠け、ボイド・ワイヤ変形などの内部不良、印字擦れ、印字違い シキノハイテック マイクロエレクトロニクス事業、カメラ事業・システム開発、電子システム事業を展開
東京精密 半導体製造装置(プロービングマシン、ダイシングマシン、精密切断ブレード、CMP装置)、精密計測機器(三次元座標測定機、表面粗さ・輪郭形状測定機、真円度測定機、光学測定機器)製造・販売
基板検査装置 未実装、断線、ショート、クレイジング、ミーズレング、デラミネーション マランツエレクトロニクス 各種外観検査装置、基板分割機の開発・製造、エレクトロニクス マニュファクチャリング サービス
サキコーポレーション 実装基板自動外観検査装置とX線自動検査装置の開発・製造・サービス
はんだ検査装置 ボイド、ブローホール、ピンホール、はんだボール、ブリッジはんだ、部品立ち、イモはんだ、はんだ不足 キーエンス ファクトリー・オートメーションの総合メーカーとして、各業界にセンサ、測定器、画像処理機器、制御・計測機器を導入
ヤマハ発動機 インテリジェント・マシナリー事業部門では、表面実装機(マウンター)・ハンダ印刷機・外観検査機などの製造・販売・サポートを行う
容器検査装置 キャップ有無、ラベル外観、液面レベル、印字、アルミテープ ナビタスビジョン 画像処理ソフトウェア開発・販売、画像検査システム企画・開発・販売、画像検査システムコンサルティング・技術支援を中心として、ラベル・シート・カードオ・ボトル・成形品などの検査装置を製造・販売
エヌテック PET、缶、ガラスびんなどの容器関連のロボットパレタイザー・各種包装機器・搬送システムの設計製作。容器メーカー向けプラント、ライン設備、画像処理による各種品質向上・検査装置の開発を行う
手荷物検査装置 郵便物・宅配物・荷物・貨物内の金属製武器、凶器液体可燃物、爆発物 ポニー工業 ガンマ線照射装置、非破壊検査に関わる試験装置の開発・製造・販売やと半導体の欠陥・医薬品混入異物の検出などの検査システムの開発・製造、非破壊検査装置・計測装置の販売
日立パワーソリューションズ 社会・産業ソリューション事業部門の産業用X線検査装置では、X線照射装置、X線液面検査装置、X線異物検査装置、X線手荷物検査装置を開発・製造
超音波検査装置 溶接溶け込み不足・割れ・ブローホール、部品混入異物、セラミック部品内部巣 ダイヤ電子応用 創業から一貫して、超音波探傷を核とした非破壊検査機器販売と非破壊検査システム機器の設計製作。
日立ハイテクノロジーズ 科学・医用、電子デバイス、産業、先端産業部材など総合的に扱っています。

※検査装置の種類は例であって、その種類は膨大な数に及び、紹介できるのはほんの数例です。
※検査装置のメーカーは2社ですが、実際に扱う会社はさらに多く、外観検査装置あれば、数十社に及びます。
※検査装置ごとに2社を紹介していますが、同じメーカーが2つの種類に入らないようにしています。
※例えば外観検査装置で紹介したメーカーは、そのほかの種類の検査装置の開発・製造もするなど、ほとんどのメーカーは複数種類の検査装置を製造しています。
※ここでのメーカーは、構成機器全部を製造・販売としているような紹介ですが、メーカーによっては、カメラや照明は他メーカーより購入し、画像処理に専念してトータルの検査装置として開発・販売しています。

6.おわりに

いかがでしたでしょうか。

検査装置を製造するメーカーは数多くあります。例えば、容器フタの傷を検出する外観検査装置は、ほとんどのメーカーの外観検出装置で、検出が可能です。
検査装置のメーカーを選ぶときに、そのメーカーや検査装置の技術的に優れているか、問題となっている部品の欠陥が見つけられるかがポイントとなります。しかし、もう一つ大事なポイントを挙げるとすれば、

◆ アフターサービスが充実しているメーカーかどうか

ではないでしょうか。

なぜならば、検査装置を導入後、ほぼ問題なく運用に入りますが、そのあと次のようなことがあると、困ったことになります。

◆ 製造工程、製品仕様の変更などによって、部品欠陥の様子が変わったが、それを検出できなくなった。

このような時に、現状の検査装置をすぐに改良する必要があり、自社でできないときは検査装置メーカーに頼ることになります。当初の仕様とは異なるため、応じないメーカーもありますが、そのときすぐに対応してくれるメーカーはありがたいものです。

日本サポートシステムでは、お客様と打ち合わせて製造ラインに使う検査装置の設計や検討を行い、高い品質の製品をお客様にお届けすることができます。
また、国内の東北から九州まで広い範囲で、様々な要望に答えられる体制が日本サポートシステム社の強みがあり、検査装置設置後のアフターサービスは充実していると自負しています。
検査で困ったことがあれば、ぜひご相談ください。

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