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生産設備に関する記事

産業機器とは?業界動向や産業機器の種類、メーカー厳選5社

産業機器は、あらゆる工場や作業現場で活躍している機械であり、私たちの便利で快適な生活を支えてくれています。産業機器を導入して省力化・省人化するニーズは年々高まっており、最近ではデジタル化やサブスクリプション化などの新たなトレンドも生まれつつあります。

今回は、そんな産業機器の基礎知識として、産業機器の定義や業界動向、産業機器の種類などについて解説をします。

もし、産業機器の導入コンサルティングを受けて、

  • 省力化、省人化してコストダウンしたい
  • 生産性アップして売上を上げたい
  • 人的ミスを減らして品質価値を高めたい
  • どのメーカーの自動化設備を使えば効率的かわからない

という場合は、お気軽にFAプロダクツまでお問い合わせください。
関東最大級のロボットSIerとして、最適化のご提案をさせていただきます。

もし、産業機器で画像処理を導入して、

  • 省力化、省人化してコストダウンしたい
  • 検査レベルを高めて品質価値を高めたい

というご希望がございましたら、お気軽に画処ラボまでお問い合わせください。ルール型画像処理からAIによる画像処理まで、ご希望に対して幅広い対応が可能です。

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「画処ラボ」ではルールベースやAIの画像処理を専門エンジニアが検証。ご相談から装置制作まで一貫対応します。

1.産業機器とは?

(1)産業機器の定義

産業機器は、産業機械や産業用機械とも呼ばれている機械の1つの分類です。日本の産業機器製造企業を主な会員とする業界団体である日本産業機械工業会によると、「産業機械は、様々な産業や社会の現場において、人の作業を補助、代行し、人にとって苦痛、困難、不可能な作業や環境を克服するもの」と定義されています。

同団体では、産業機器をボイラ・原動機・鉱山機械・化学機械・環境装置・タンク・プラスチック機械・風水力機械・運搬機械・動力伝導装置・製鉄機械・業務用洗濯機などに分類しています。ただし、産業機器は工場や作業現場などで使われている機械全般のことを指すため、何が産業機器に該当するかは明確に定められているわけではありません。

産業機器はあらゆる業界や工場・作業現場で活用されて、私たちの日々の暮らしを支えている機器だと考えておけばよいでしょう。

(2)産業機器の業界動向

①業界規模は増加傾向であったがコロナの影響を受ける

業界動向サーチの調査によると、日本における産業機器業界の市場規模は増加傾向にありましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け減少に転じています。

出展:業界動向サーチ 「機械業界の現状と動向(2021年版)

しかしながら、少子高齢化などに伴う人手不足、若手人材の定着率の低下、熟練労働者の減少、人件費の高騰などの様々な要因があり、工場や作業現場での省力化・省人化が必要とされています。今後も同じ傾向は続くと見込まれており、産業機器は普及していくと考えられます。

デジタル化・IoT化

他の業界と同じように、産業機器業界にもデジタル化・IoT化の波が来ています。製造業においては、産業機器にセンサーやアナリティクス機能を搭載して産業機器単体での生産性を向上させるとともに、ネットワークを通じて産業機器の持つデータを他の機器や基幹システムとリアルタイムにやり取りさせることによって工場での生産業務の最適化を図る「スマートファクトリー」の需要が増しています。

これからの時代で成長する産業機器メーカーは、デジタル化を推進し、新しい技術やソフトウェアによって付加価値を付けた産業機器を開発・販売することができる企業が中心となっていくでしょう。

サブスクリプション化

近年では、物やサービスを買い取るのではなく、月額や年額などの利用料を支払うことによって利用権を得るサブスクリプション方式のビジネスモデルが増加しています。

産業機器のサブスクリプションサービスとしては、建設機器の大手メーカーであるコマツの「スマートコントラクション」が有名です。建設現場の地形データなどのあらゆる情報をカメラやセンサーによって取得し、施工計画や施工管理、最適工法の提案や建設機器の制御に活用するというもので、これらのサービスを1つのパッケージとしてワンストップで利用することができます。

他にも、月額使用料を支払うことによって最新の工作機器を利用できるサービスを工作機器メーカーがスタートするなど、産業機器のサブスクリプション化が進んでいます。

市場の変化が激しく予測のつきにくい現在においては、多額の初期投資をして業務改善を行うのは非常にリスクが高く、サブスクリプションによって初期投資を抑えつつ業務改善を行っていく方が好まれる傾向となってきています。

2.産業機器の種類

産業機器の種類は多岐に渡っていることを上述しましたが、実際にどんな産業機器が活用されているのでしょうか。ここでは、工場で活用されている主な産業機器について紹介していきます。

(1)工作機械

工作機械とは、金属・木材・石材・樹脂などの材料を目的の形状に加工する機械のことを言います。あらゆる機械やその部品は工作機械によって作られているため、工作機械は機械を作る機械という意味を込めて「マザーマシン」とも呼ばれています。

工作機械は、材料を削ったり穴を空けることによって目的の形状・精度に仕上げていきます。工作機械は、作業者が操作する「汎用工作機械」とコンピュータ等による数値制御で自動運転を行う「NC工作機械」に大きく分かれており、製品に要求される精度が高くなっていることや生産の自動化が求められることから、現在では後者が主流となっています。

主な工作機械としては、旋盤、フライス盤、マシニングセンタ、放電加工機などがあります。

(2)製造機器・製造装置

製造機器・製造装置は、工場内で製品を製造するために活用されるあらゆる機器や装置のことを指します。例としては、次のようなものが挙げられます。

  • 金属素材を加工するプレス機
  • 樹脂材を製品形状に成形する射出成形機
  • 2つ以上の部材を溶かして接合する溶接機
  • 電子回路を実装する基板実装装置
  • 半導体を製造する半導体製造装置

また、人の手による作業を代わりに行ってくれる産業用ロボットや、自動化設備もこの分類に含まれており、加工や組み立て作業の自動化に貢献しています。

(3)検査機器・分析装置

工場で製造した製品や部品には、多少の欠陥が生じる可能性がありますが、そういった不良品がないか調べて流出を防ぐことは製造業において極めて重要です。また、新商品を開発する過程では、出来上がったものを分析して評価することも必要となります。

産業機器の中には、検査機器や分析装置も含まれており、人の感覚では分からない事象や不具合を検知したり、大量の製品や部品を自動で検査するために活用されています。例としては、次のようなものが挙げられます。

  • 外部の傷や汚れを調べる外観検査装置
  • 内部の異物や欠陥を調べるX線検査装置
  • 製品や部品の寸法を測る寸法検査装置
  • 物質に含まれる成分を調べる成分分析装置

(4)運搬機械

工場では製品を作るだけでなく、材料や部品を倉庫から製造現場へ持っていったり、仕掛品の工程内輸送を行ったり、出来上がった製品を倉庫に移動させたりといった運搬業務が行われています。これを人の手で全て行おうとすると「重くて安全に持ち運べない」「大量の製品を運搬するための人件費が負担」という課題が生じますが、運搬機械があればそういった課題を軽減することができます。

運搬機械の例としては、コンベアやクレーン、昇降機などが代表的です。近年では、運搬業務にもロボットや自動化設備が導入されており、無人搬送車(AGV)や自動倉庫によって大幅な効率化が目指されています。

3.産業機器メーカーの選定ポイント

産業機器のメーカーはたくさん存在しています。自社に産業機器を導入したいと考えた時に、どのメーカーに依頼すべきなのかは、多くの方が悩むことでしょう。ここでは、産業機器メーカーを選定するときのポイントを3つ紹介します。

(1)導入コンサルティングが充実している

産業機器を導入するためには高額な設備投資が必要となる傾向にあります。しかし、世の中にはせっかく高いコストをかけて導入した産業機器を、効果的に活用できていないケースが意外に多いのが実情です。

産業機器は、機器を購入すればそれで終わりではありません。工場や作業現場で効果的に運用できるようにするには、最適な形になるように導入コンサルティングを受ける必要があります

その際に、部分最適ではなく、全体最適を考えた導入コンサルティングをしてくれるメーカーに依頼すると安心です。工場での生産活動は全てつながっており、一部分だけを見ていて他の部分に影響が出てしまったら大変なことになります。工場の業務全体に関する幅広い知識を持ったメーカーに依頼すれば、産業機器の導入に失敗することなく生産効率を高めることができるでしょう。

(2)アフターサービスが充実している

産業機器を導入後のアフターサポートが充実しているかどうかも大事なポイントです。産業機器は工場での生産業務の基幹を担うものとなるため、故障やトラブルで停止してしまうと影響が非常に大きくなります

定期的な点検・メンテナンスや運用開始後のコンサルティングなどのアフターサービスが充実しているメーカーを選定しておくと、安心して利用することができます。

(3)デジタル化・IoT化を推進している

産業機器の業界動向の部分で紹介した通り、産業機器業界ではデジタル化・IoT化が進んでいます。製造業全体の課題である人手不足や人件費の高騰に対応し、生産効率を向上させていくためには「スマートファクトリー」を意識したデジタル化・IoT化が必要不可欠となってきます。

そのため、産業機器メーカーを選定する際にも、デジタル化・IoT化に取り組んでより便利な産業機器を作っているかや、付加価値の高いサービスを提供しているかを選定ポイントとしていただきたいと思います。

4.産業機器のおすすめのメーカー・ロボットシステムインテグレータ5選

株式会社FAプロダクツ

【特徴】
FAプロダクツは年間200台もの実績がある関東最大級のロボットシステムインテグレーターです。一貫生産体制をとっており、設計から製造までをワンストップで対応。費用・時間にムダなく最適化を行うことができます。

また、お打ち合わせから原則1週間以内に「お見積りとポンチ絵」をご送付。

【ポンチ絵とお見積りのサンプル】

テキストやお電話だけでは伝わりづらいゴールイメージを共有し、スピード感を持った対応を心がけています。

また、同社の「画処ラボ」では、画像処理を用いた外観検査装置の導入に特化し、ご相談を受け付けています。従来は目視での官能検査に頼らざるを得なかった工程の自動化をご検討の際などにご活用ください。

業界最大級の画像処理検証施設を開設!

「画処ラボ」ではルールベースやAIの画像処理を専門エンジニアが検証。ご相談から装置制作まで一貫対応します。

【所在地】
茨城県土浦市卸町2丁目13-3
TEL.050-1743-0310(代表)
FAX.050-3156-2692(代表)
https://jss1.jp/

【営業品目】

  • 産業用ロボット
  • 生産設備合理化・省力化の設計及び製作
  • 基板電気チェッカーや貼合・折曲など
  • 治具の設計・製作

【実績】
NM社(電子部品の製造販売)、HS製作所(情報通信・社会産業・電子装置・建設機械・高機能材料・生活の各システム製造販売)、TT社(ショッピングセンターなどリテール事業)、SM社(自動制御機器の製造・販売)、OR社(自動車安全システムの製造販売)

DMG森精機株式会社

【特徴】
DMG森精機は、最大手の工作機械メーカーとして、マシニングセンタやターニングセンタ、レーザー加工機などの工作機械全般を取り扱っています。また、周辺設備として自動化システムやデジタルシステムまで一気通貫で開発・販売しており、総合的なソリューションを提供しています。

【所在地】
名古屋市中村区名駅2丁目35番16号
TEL.052-587-1811(代表)

ファナック株式会社

【特徴】
ファナック株式会社は、FA機器や産業用ロボット、工作機械用装置などを製造・販売するメーカーです。工作機械用や産業用ロボットにおいては世界シェアトップクラスであり、世界4大産業用ロボットメーカーに数えられています。スマートファクトリーを意識した「FIELD system」などのオープンプラットフォームも手掛けており、新たな取り組みを次々に進めている先進的な企業でもあります。

【所在地】
山梨県南都留郡忍野村忍草3580
TEL.0555-84-5555(代表)

株式会社キーエンス

【特徴】
キーエンスは、自動制御装置、FA機器、計測機器、情報機器、光学顕微鏡・電子顕微鏡などの開発・販売を行っています。画像処理システムや画像センサに強みがあり、画像寸法測定器やレーザー顕微鏡などは豊富なラインナップを揃えています。

【所在地】
大阪市東淀川区東中島1-3-14
TEL.06-6379-1111(代表)
FAX.06-6379-2222(代表)

株式会社ダイヘン

【特徴】
ダイヘンは、電力機器、産業用ロボット、溶接機、高周波電源、ワイヤレス給電システムなどを開発・製造・販売するメーカーです。産業用ロボット事業において、AIを搭載し自立運行が可能な無人搬送車(AGV)を提供しています。運行ルートを示すガイドテープが不要であり、自由自在・臨機応変に工場内で搬送を行うことができます。

【所在地】
大阪市淀川区田川2丁目1番11号
TEL.06-6301-1212(代表)

5.産業機器の導入に関するご相談はFAプロダクツ

本記事では、産業機器の定義や業界動向、産業機器の種類、メーカー選定におけるポイントやおすすめメーカーについて紹介しました。

紹介した産業機器はほんの一部であり、まだまだたくさんの産業機器が工場や作業現場では活躍しています。本記事が産業機器についての理解を深めるために役立っていれば幸いです。

FAプロダクツは、関東最大級のロボットシステムインテグレータとして年間200台もの導入実績があり、産業機器全般の導入についてのコンサルティングにも対応しております。

もし、産業機器の導入でお悩みでしたら、お気軽にFAプロダクツにご相談ください。

関東最大級のロボットシステムインテグレーター 生産設備の設計から製造ならお任せください

050-1743-0310 営業時間:平日9:00-18:00

つくば工場:茨城県土浦市卸町2-13-3、相模原工場:神奈川県相模原市中央区上溝1880番2 SIC3-317