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生産設備に関する記事

アライメントテスタのおすすめメーカ4選 選定や活用のポイントも解説

アライメントテスタとは、自動車のホイールの取り付け位置や角度、方向などが各車両のメーカ設計値の範囲内に正確に収まっているか確認するための装置です。自動車の製造工場はもちろん、整備や車検、カスタマイズなどを請け負う工場にとっても欠かせないものです。

自動車のホイールアライメントを確認することで、タイヤの偏摩耗の原因究明やサスペンション周りの状態確認ができ、自動車の直進安定性を確保することができます。

本記事では、アライメントテスタの選び方や導入のメリット・デメリット、おすすめのメーカを紹介します。アライメントテスタの導入や更新を考えている人にとって、選定基準の把握や現状の悩みの解決に役立つでしょう。

もし、アライメントテスタ導入のコンサルティングを受けて、

  • 省力化、省人化してコストダウンしたい
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  • 人的ミスを減らして品質価値を高めたい
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という場合は、お気軽にFAプロダクツまでお問い合わせください。
関東最大級のロボットSIerとして、最適化のご提案をさせていただきます。

1.アライメントテスタの選び方

アライメントテスタは、タイヤの正面からの傾き量であるキャンバーや、操舵軸の傾きであるキャスターを計測することで、各種自動車のホイールアライメントが正常かどうかをチェックします。ここでは、アライメントテスタを選ぶ際に着目すべきポイントについて紹介します。

(1)必要とされる計測ができるものを選ぶ

アライメントテスタには、個人でも使用できるポータブル式の簡易的なものから、自動車製造工場などに定地式で導入されているレーザー照射計測式の3Dタイプなどさまざまなものがあります。

自社の工場で行う整備の内容によって、求められる精度や測定項目は異なります。先進安全自動車(ASV)のセンサーを調整するエイミング作業のように、アライメントが特に影響する重要な作業には高精度のアライメントテスタが必要です。

また、アライメントテスタは、簡易的な機構のものは数万円で販売されていますが、大型・高精度のものは数十〜数百万円かかることもあります。導入コストにも直結するので、まずは必要な測定レベルを事前に明確にしておきましょう。

(2)取り扱う自動車のサイズに適しているものを選ぶ

アライメントテスタは機能や測定方式が機器によって異なるのはもちろん、対応しているサイズにも違いがあります。小型車向けのアライメントテスタでは、トラックやバスといった大型車のホイールアライメントを測定できません。自社で取り扱っている自動車のサイズに合わせた機種を選択しましょう。

(3)導入実績が豊富なサプライヤを選ぶ

アライメントテスタは、製造メーカはもちろん、海外の装置を日本で代理販売している会社など、さまざまなサプライヤがいます。特に定地式のテスタを導入する際には、既存設備との組み合わせが可能か否かの判断や大掛かりな設置工事、定期的な校正・動作確認が欠かせません。アライメントテスタの導入実績が豊富で、サポート体制が整っているメーカやサプライヤを選びましょう。

2.アライメントテスタのおすすめメーカと取扱い製品

次に、アライメントテスタの製造や販売をしているおすすめメーカ4社と、それぞれの取扱い製品の特徴をご紹介します。

(1)安全自動車株式会社

【特徴】
・1918年に自動車や関連部品の輸入販売会社として創立。
・アライメントテスターだけでなく、さまざまな自動車用検査機器などを手がける。
・全国に支店や指定サービスステーションがありサポートを受け易い。

①タッチレスホイールアライメントテスター ARGOS

測定時間がわずか5秒の非接触タイプのアライメントテスタ。ホイールにターゲットを装着しなくてもいいため、作業時間も大幅に短縮できます。リフトと合わせての導入はもちろん、床上やピットでの使用前提での導入もできます。

②トラックカム TC-2003

ホイールアダプターがリム径14~24インチに対応しており、トラックやバスなどの大型車両のアライメント検査に対応したテスタ。約15分で測定が完了し、赤外線カメラセンサーを使用しているため暗室での測定もできます。

【所在地】
〒108-0023 東京都港区芝浦4丁目16番25号
TEL. 03-5441-3411
FAX. 03-5441-8810
https://www.anzen.co.jp

(2)株式会社バンザイ

【特徴】
・1920年に創業し、自動車部品と自動車用機械工具の輸出入事業を展開。
・アライメントテスタなど、各種自動車用の試験・検査機器の製造販売を実施。
・全国各地に事業所がありサポートサービスも充実している。

①GL680-XD

画像引用:株式会社バンザイ・GL680-XD

ボディアライメントやホイールアライメントをトータル診断できる、軽自動車から普通自動車対応のテスタ。光学式アライメントテスタなので、測定時間は5分程度と短く、ターゲットも簡単に装着できるので時間がそれほどかかりません。

②カムアライナー CA2000K-JP

画像引用:株式会社バンザイ・CA2000K-JP

スウェーデンのヨサム社製造の大型車両向けホイールアライメントテスタ。セルフセンタリングゲージを使用してアライメント測定を実施します。ヨサムジャパントレーニングセンターで、見学や使用方法の説明などを受けることができます。

【所在地】
〒105-8580 東京都港区芝2-31-19
TEL. 03-3769-6880
FAX. 03-3456-4691
https://www.banzai.co.jp

(3)株式会社エイワ

【特徴】
・1967年創業のゴム工場用品、化成品の製造、自動車足回り整備機器の販売会社。
・アライメントテスタなど足回り整備の総合的なシステム・コンサルテーションを目指す。
・サービスピット作りのコンサルタントや、作業員の教育研修なども実施している。

①John Bean Visualiner V3D Vシリーズ

画像引用:株式会社エイワ・John Bean Visualiner V3D Vシリーズ

SNAP-ONグループの自動車ホイールサービス機器メーカであるJohn Bean社のアライメントテスタ。リアル3D測定タイプで高解像度のCCDカメラを使用しており、ダイレクト測定とライブ表示ができます。先進的なXDターゲットとAC400クランプを使用しているので軽量でありながら耐久性・耐衝撃性に優れており、作業者の負担も軽減できます。

【所在地】
〒651-1422 兵庫県西宮市山口町金仙寺2丁目1-1
TEL. 078-904-1881
FAX. 078-903-2076
https://circuit-eiwa.co.jp

(4)株式会社ユーコー・コーポレーション

【特徴】
・1971年創業の、自動車関連部品の輸入会社。
・自動車修理機械工具やアライメントテスタなどの開発と輸入販売を実施。

①SPACE ACTIVE3 ホイールアライメントテスター

画像引用:株式会社ユーコー・コーポレーション・SPACE ACTIVE3

イタリアの足回り検査機専門メーカであるスペース社製の3Dアライメントテスタ。測定用のカメラを設置するポストが必要なく、導入コストや設置作業の負担を軽減でき、リフト作業の妨げにならないなどのメリットがあります。

【所在地】
〒167-0033 東京都杉並区清水2-22-15
TEL. 03-3301-0511
FAX. 03-3301-0519
http://www.yuko-corp.co.jp

3.アライメントテスタ導入のメリット・デメリット

アライメントテスタを導入することによるメリットやデメリットを把握しておけば、装置を使用した作業の効率化を進めることができます。それぞれ詳しく解説します。

(1)アライメントテスタ導入のメリット

①高精度なアライメント検査が短時間でできる

ホイールアライメントは、アナログタイプのアライメントゲージを使用するポータブル式などが一般的でした。しかし、定地式では高精度CCDカメラを利用して短時間で測定できるものが一般化しており、安全自動車株式会社のARGOSのように非接触タイプで5秒ほどで測定できるものもあります。

また、テスター上で自動車のホイールを回転させながら走行状態を想定した測定ができるものもあり、これまでは測定できなかった高精度な測定を短時間でできるようになります。

②作業者による測定結果の差がでにくい

顧客の車両点検や修理を行う自動車整備工場では、個人で行うアライメント測定に比べて正確さが求められます。デジタル式の高精度アライメントテスタならば、測定者の作業方法や目盛の読み方などによる測定誤差は出にくく、作業工数も削減できます。

(2)アライメントテスタ導入のデメリット

アライメントテスタはホイールアライメントの測定・検査をする上では必須の機器であり、導入によるデメリットはありません。ただし、導入する装置によっては設置スペース確保のためのレイアウト変更や増築といった対応が必要となる可能性があり、コスト面の負担が大きくなる場合があります。

4.アライメントテスタを用いて生産性を上げるポイント

アライメントテスタの導入によるメリットやデメリットを踏まえた上で、生産性を向上させるためにはどうすればいいのでしょうか。ここではとくに重要なポイントを2つ、ご紹介します。

(1)導入前にターゲットの設置のしやすさなどの作業性を確認する

アライメントテスタを使用する際には、測定対象となるホイールにターゲットを設置するのが一般的です。ターゲット設置は作業者が行うため、ターゲットが重かったり設置機構が複雑ならばそれだけ工数がかかってしまいます。

アライメントテスタの測定方式や設置コストの確認だけでなく、実作業の負担についても事前にデモ機の使用やテストセンターを利用するなどして確認しましょう。

(2)他の工程との連動性を考えてテスタを選ぶ

自動車整備では、アライメントテスト以外にもさまざまな検査工程があります。作業員の熟練度によって工数や検査時間の差が出にくくするためにも、アライメントテスタによる測定と調整の工程をどこで行うかは見直しが必要です。

自社の既存工程に合わせたアライメントテスタを導入する際には、SIerに相談することも検討しましょう。

5.アライメントテスタ導入に関するご相談はFAプロダクツ

アライメントテスタは自動車の足回りの安定性を調べるための測定機で、先進安全自動車(ASV)のセンサー調整や、直進安定性の確認などに欠かせません。

アライメントテスタは、ポータブル式や定地式などの設置方式はもちろん、自動車のサイズに応じたものを選定する必要があります。自社で必要とされる測定項目や精度、他工程との連動性なども考慮した上で導入を検討しましょう。

FAプロダクツでは、これまでの実績をもとに、自社に適したアライメントテスタの導入や、FA化による生産性の向上に関して、それぞれの工場にとって最適なアドバイスを行っております。お悩みの方は、お気軽にご連絡ください。

FAプロダクツは年間200台もの実績がある関東最大級のロボットシステムインテグレーターです。一貫生産体制をとっており、設計から製造までをワンストップで対応。費用・時間にムダなく最適化を行うことができます。

また、お打ち合わせから原則1週間以内に「お見積りとポンチ絵」をご送付。

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茨城県土浦市卸町2丁目13-3
TEL.050-1743-0310(代表)
FAX.050-3156-2692(代表)
https://jss1.jp/

【営業品目】

  • 産業用ロボット
  • 生産設備合理化・省力化の設計及び製作
  • 基板電気チェッカーや貼合・折曲など
  • 治具の設計・製作

【実績】
NM社(電子部品の製造販売)、HS製作所(情報通信・社会産業・電子装置・建設機械・高機能材料・生活の各システム製造販売)、TT社(ショッピングセンターなどリテール事業)、SM社(自動制御機器の製造・販売)、OR社(自動車安全システムの製造販売)

 

関東最大級のロボットシステムインテグレーター 生産設備の設計から製造ならお任せください

050-1743-0310 営業時間:平日9:00-18:00

つくば工場:茨城県土浦市卸町2-13-3、相模原工場:神奈川県相模原市中央区上溝1880番2 SIC3-317