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生産設備に関する記事

工業用内視鏡のおすすめメーカ3選 導入するポイントや選び方も解説

工業用内視鏡は、ステンレスチューブやフレキシブル性のあるプローブの先にカメラを搭載し、人が直接目視で確認できないような隙間や管の中などをリアルタイムで観察するための機器です。

工業用として、使用環境や目的に合わせたさまざまな機種があり、自動車のエンジンやノズル、船のタービンなどの複雑な構造物はもちろん、水道やガスの配管詰まりの原因確認や腐食状態の確認など、幅広い分野で使用されています。

この記事では、工業用内視鏡の選び方やメリットとデメリット、工業用内視鏡を取り扱っているメーカとその製品についてご紹介します。また、工業用内視鏡を使用して生産性を向上させるためのポイントについても解説しますので、ご参考ください。

もし、工業用内視鏡導入のコンサルティングを受けて、

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という場合は、お気軽にFAプロダクツまでお問い合わせください。
関東最大級のロボットSIerとして、最適化のご提案をさせていただきます。

1.工業用内視鏡の選び方

工業用内視鏡にはさまざまなメーカや機種があり、観察したい対象物や使用環境、構造によっても選ぶべき機種が異なります。ここでは、工業用内視鏡の選び方について、3つのポイントをご紹介します。

(1)用途に合わせたものを選ぶ

工業用内視鏡にはさまざまなタイプがあるため、用途に合わせたものを選ぶことが大切です。

ファイバースコープは外径が0.5~9mmと細いため、細管内の検査に向いていますが、構造上、ハニカム状の影が映ります。そのため、検査において高画質な画像や静止画が求められるような場合は向いていません。

ビデオスコープはファイバースコープよりもサイズが大きいですが、電線の先にCCDカメラやCMOSカメラが搭載されているため、ファイバースコープよりも高精細な画像を撮影できます。

ボアスコープ(硬性鏡)は、ステンレスのチューブの先にカメラが搭載されており、内部の光学レンズに光を照射することで細部まで視認できるというメリットがあります。ただし、構造上折り曲げることはできません。

こういったそれぞれの特徴を理解した上で、目標とする用途に合わせて選ぶ必要があります。

(2)使用環境に耐えらえるものを選ぶ

用途に合わせて選ぶのと同様に、観察場所の環境に耐えられるものであることも欠かせません。

エンジンやタービンなどのように、測定環境によっては100度以上の耐熱性がなければ使用できないことがあり、配管検査では防水・防汚機能も必須です。環境によって選べる機種も限られてくるため、使用環境についても事前に確認しておきましょう。

(3)導入実績が豊富なメーカの機種を選ぶ

工業用内視鏡は参入メーカが比較的多く、価格を抑えた機種も数多くあります。ただし、使用環境によって選ぶべき機種は異なるため、導入前の相談が欠かせません。

相談の際には、工程の理解度が高いメーカの方が最適なアドバイスを受けやすいため、できるだけ導入実績が豊富なメーカを選びましょう。

2.工業用内視鏡のおすすめメーカと取扱い製品

次に、工業用内視鏡を取り扱っているおすすめのメーカと、各社の製品についてご紹介します。

(1)オリンパス株式会社

【特徴】
・内視鏡や顕微鏡をはじめとした光学機器や電子機器の製造・販売を行う
・主力の医療事業では、内視鏡分野で世界シェアの75%程度を占める

①NEXT IPLEX

画像引用:オリンパス株式会社・NEXT IPLEX

高解像度CCDカメラを搭載したビデオスコープのハイエンドモデル。高輝度レーザーダイオード光源を用いており、圧倒的な明るさと高画質で不具合箇所の特定もスムーズに行え、新設計の光学システムにより計測機能も充実しています。

②工業用ファイバースコープ IF6PD4/IF2D5

画像引用:オリンパス株式会社・IF6PD4/IF2D5

1mm以下の細い穴も観察できる外径0.64mmと、外径2.4mmのラインナップがある極細ファイバースコープ。接眼部にはCマウントCCDカメラを取り付けることができるため、ビデオ録画にも対応しています。

【所在地】
〒163-0914 東京都新宿区西新宿2-3-1新宿モノリス
TEL. 03-3340-2111
https://www.olympus.co.jp/

(2)大場機工株式会社

【特徴】
・1971年創業の医療機器用途などのパイプ製造メーカ
・パイプの製造・加工のほか、樹脂チューブも取り扱っており、ノウハウを活かして工業用内視鏡も製造・販売している

①Easy Scopeシリーズ「OS-35TC」

画像引用:大場機工株式会社・OS-35TC

ブラスチックイメージファイバーを応用した、工業用の簡易型内視鏡。先端径は7mmでファイバー長は350mm、画素数は7,400画素で、観察方向は基本的には直視ですが、オプションを利用することで側視も可能です。類似機種のESシリーズには、ファイバー長が最大8,000mmのES-8000があります。

【所在地】
〒418-0037 静岡県富士宮市安居山44-8
TEL. 0544-27-6066(代表)
FAX. 0544-27-6214
http://www.ohbakiko.co.jp/

(3)オムロンセンテック株式会社

【特徴】
・マシンビジョンやインダストリーなど、各種用途に応じたビデオカメラの開発・製造・販売を行うメーカ
・ラインセンサーカメラやCMOSカラーカメラの開発・製品化によって事業開始
・オムロンの100%子会社として、センサー技術を用いた電子機器開発も行なっている

②工業用内視鏡 V55Nシリーズ

画像引用:オムロンセンテック株式会社・V55Nシリーズ

管内の検査はもちろん、さまざまな分野で利用できる工業用内視鏡。低コストながらアプリケーションも豊富で、用途に応じて各パーツを組み合わせることができます。

【所在地】
〒243-0432 神奈川県海老名市中央2-9-50 海老名プライムタワー19階
TEL. 046-236-6660
FAX. 046-236-6661
https://www.sentech.co.jp

3.工業用内視鏡を導入するメリット・デメリット

工業用内視鏡を導入する際には、事前にメリットやデメリットの把握が不可欠です。ここでは、工業用内視鏡を導入するメリットとデメリットをご紹介しますので、参考としてください。

(1)工業用内視鏡を導入するメリット

①目視では難しい場所のチェックができる

工業用内視鏡の最大のメリットは、細管の内部やエンジンなどの複雑かつ熱を持ったような構造物の内部など、人の目で直接確認できないところにもカメラを挿入してチェックできることです。

生産品の最終確認はもちろん、異常検知や定期点検など、幅広い目的で利用することができます。

②操作が簡単で作業員の教育工数は少ない

工業用内視鏡は基本的に撮影することがメインの機器なので、複雑な設定などは必要ありません。ファイバースコープの送り方や、先端可動式のものなどはある程度の操作経験がいりますが、作業員の教育にかかる工数は比較的少なく済みます。

(2)工業用内視鏡を導入するデメリット

工業用内視鏡を導入すること自体にデメリットはありません。

用途さえ決まっていれば、さまざまな機種の中から合致したものを選びやすく、導入コスト自体も一般的な環境下で簡易検査する程度のものならば、数万円から十数万円で済みます。

ただし、使用環境が厳しく、高い解像度が求められる場合は、CCDカメラやCMOSカメラが高価になるなどの理由で数百万円にのぼることもあるため、導入コストが高くなりやすいというデメリットがあります。

4.工業用内視鏡を用いて生産性を上げるポイント

最後に、工業用内視鏡を導入して生産性を向上させる際のポイントをご説明します。

(1)用途に合わせて複数の機種を導入する

工業用内視鏡にはさまざまなタイプがあり、観察したい場所によって使用すべき機種が異なります。そのため、用途に合わせて複数の機種を導入した方が効率的です。

もちろん、数百万円の機種の複数購入は費用対効果の検証が欠かせませんが、簡易用途ならばビデオスコープやボアスコープでも数万円から数十万円で導入できます。使用環境にはよりますが、故障することも少なからずあるため、複数台を所有して作業工数を短縮した方がトータルコストは抑えられます。

(2)作業者をライセンス制にする

工業用内視鏡は比較的簡単に使えますが、検査の目的や使い方を理解していなければ、作業工数がかかるのはもちろん、人によっては機器を壊してしまう恐れもあります。

そのため、指導者はもちろん作業者もライセンス制にし、定期的な更新研修や試験を行うようにしましょう。

(3)導入前にSIerやメーカーに相談する

工業用内視鏡は目的に応じた適切な機種を選ぶ必要があります。高解像度のものや、先端可動式のものなどは高額になりやすいため、事前に必要な機能を確認して極力導入コストを抑えることも欠かせません。

そのため、自社で導入すべき工程や必要な機種について、導入実績の豊富なSIerやメーカーに相談することも大切です。

5.工業用内視鏡するご相談はFAプロダクツ

工業用内視鏡は、人の目では直接確認できないような曲がりくねった管の内部や、エンジンやタービンなどの内部を観察する際に用いられる機器です。

工業用内視鏡には、ファイバースコープやビデオスコープ、ボアスコープなどの種類があり、使用目的や解像度、コストなどを考慮した上で、多くの機種の中から最適な機器を選択する必要があります。そのため、自社に工業用内視鏡を導入する際には、導入実績が豊富なメーカやSIerに相談した方が効率的です。

FAプロダクツでは、これまでの実績をもとに、工業用内視鏡の導入における選定やインライン検査システムを用いた生産効率の向上など、それぞれの工場にとって最適なアドバイスを行っております。お悩みの方は、お気軽にご連絡ください。

FAプロダクツは年間200台もの実績がある関東最大級のロボットシステムインテグレーターです。一貫生産体制をとっており、設計から製造までをワンストップで対応。費用・時間にムダなく最適化を行うことができます。

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テキストやお電話だけでは伝わりづらいゴールイメージを共有し、スピード感を持った対応を心がけています。

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TEL.050-1743-0310(代表)
FAX.050-3156-2692(代表)
https://jss1.jp/

【営業品目】

  • 産業用ロボット
  • 生産設備合理化・省力化の設計及び製作
  • 基板電気チェッカーや貼合・折曲など
  • 治具の設計・製作

【実績】
NM社(電子部品の製造販売)、HS製作所(情報通信・社会産業・電子装置・建設機械・高機能材料・生活の各システム製造販売)、TT社(ショッピングセンターなどリテール事業)、SM社(自動制御機器の製造・販売)、OR社(自動車安全システムの製造販売)

 

関東最大級のロボットシステムインテグレーター 生産設備の設計から製造ならお任せください

050-1743-0310 営業時間:平日9:00-18:00

つくば工場:茨城県土浦市卸町2-13-3、相模原工場:神奈川県相模原市中央区上溝1880番2 SIC3-317