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2023国際ロボット展
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2023国際ロボット展(iREX2023) 出展デモ機とメーカー解説!【動画つき】

「国際ロボット展」(iREX)とは

2023国際ロボット展


2023国際ロボット展:https://irex.nikkan.co.jp/

「国際ロボット展」(iREX)は一般社団法人日本ロボット工業会、日刊工業新聞社が主催する世界最大規模のロボット専門展です。1974年の初開催以降、隔年で開催し、2023年で25回目になります。

「2023国際ロボット展」は「ロボティクスがもたらす持続可能な社会」をテーマにハイブリッド(リアル・オンライン)で開催されます。リアル展示の期間は2023年11月29日(水)~12月2日(土)10:00~17:00、会場は東京ビッグサイト東1~8ホール/西3・4ホールです。

株式会社FAプロダクツは、「2023国際ロボット展」(iREX2023)エプソンブースにてデモ機を展示いたします。工場自動化の課題である「少量多品種生産に対応し、社内でシステムを扱えるようにする」を解決できるような、「フレキシブルかつ誰でも扱える」を目指した展示になりますので、ぜひご来場いただいた際には足をお運びください!

入場料は1,000円ですが、入場登録者は無料になりますので、事前に「2023国際ロボット展」サイトにて入場登録することをお勧めします。
「2023国際ロボット展」サイト:https://irex.nikkan.co.jp/

オンライン展示の期間は2023年11月22日(水)~12月15日(金)になります。リアル展示期間での参加が難しい場合は、オンラインでの展示物確認ができます。弊社YouTubeチャンネルのAMANO SCOPEでも、「2023国際ロボット展」(iREX2023)の情報をお伝えする予定ですので、ぜひ併せてご確認ください。

「2022国際ロボット展」(iREX2022)公式記録映像


「2022国際ロボット展」(iREX2022)の出展者数は615社、出展小間数は3,227小間での開催となりました。

直近5回の出展者・来場者数

開催年 出展者数 来場者数
2022年 615社 62,388人
2019年 637社 141,133人
2017年 612社 130,480人
2015年 446社 121,422人
2013年 334社 103,804人

※ 過去の実績は同時開催/併催展を含む場合もあります。

「2022国際ロボット展」(iREX2022)は、コロナ禍の影響で前回の4割強の来場者数となりました。しかし、産業用ロボットなどの展示を行う出展者数はほぼ例年通りであり、2023年では来場者数も回復する見込みです。

来場者の増加から、日本社会の課題である「労働人口の減少」「後継者不足」「労働環境の改善」といったテーマに、ここ10年でロボットを活用したいと考える製造業者の幅が広がったといえます。また、コロナ禍において問題化したサプライチェーン分断を改善するための国内回帰や、生産工場内の3密(密閉・密集・密接)を避けるために今後もロボット活用検討は加速していくことが考えられます。

「国際ロボット展」(iREX)では、ロボットメーカーのブース内には稼働するロボットシステムが展示されており、現場にそのまま導入できるシステムやコンセプチュアルなシステム等、実機を見ることで工場自動化のヒントが得られます。ブースにはロボットメーカーやシステムインテグレータ企業の説明員がいる場合が多いので、自社工場への導入相談もできます。

FAプロダクツのロボット展示/デモ機紹介

2023国際ロボット展エプソンブースFAプロダクツデモ機構想図


「2023国際ロボット展」(iREX2023)エプソンブース弊社展示機構想図

弊社はエプソンの6軸ロボットである「VT-6L」を使用して展示会のロボットシステムを構築しています。下記に、「VT-6L」の概要を下記にまとめました。

「VT-6L」の概要

    • 電源電圧:AC100V~240V/最大可搬質量:6kg/アーム長:920mm
    • コントローラー一体型(内蔵)でコンパクト化、移設効率向上
    • 電源ケーブルはコネクター接続のため着脱が簡単
    • DC仕様モデルはバッテリー駆動が可能

※ エプソンの6軸ロボット「VTシリーズ」の詳細はこちらからご確認ください:https://www.epson.jp/products/robots/lineup/6axis/vt/

ロボットシステムは「マテリアルハンドリング(マテハン)」を行うものです。概要を下記にご紹介いたします。

展示機名称/コンセプト フレキシブルマテハン装置/DX・GXの変革に対応する、柔軟なロボットシステム
装置概要 複数製品(サイズ、形状違い)を把持する3指ハンドを使用したマテハン装置。デモではペットボトルを使用。ポータブル電源×移動式架台の組み合わせで設置変更が容易。シミュレーション利用で手戻り抑制。
解決できるお客様の課題 生産面 :生産製品の寿命短縮、変種変量への対応に迫られている
スキル面:装置設計、プログラミング作成変更ができる作業者が限られている
→これらを解決し「ダイナミック・ケイパビリティの獲得」を叶える

変種変量生産が求められる製造業において複数製品(サイズ、形状違い)への対応は最も重要ですが、今回の面白い試みとしては、ポータブル電源を用いた展示機の電源供給ではないでしょうか。これにより、配線作業が簡略化され、場所を選ばない稼働が可能です。また転倒防止等の安全対策にも繋がります。他にも、開発経験のないお客様向けプログラミングソフトの「Epson RC+ Express Edition」採用も含めて扱いやすいシステムが完成しました。初期構想検討時に社内で挙がった例えには「新卒1年目のような若手従業員でも簡単に扱えるようなシステムを作りたい」というものがありました。

お客様から「自社内で自動化のノウハウを蓄積していきたい」とご相談を受けることが近年増加しておりますので、自動化が初めての場合やソフトウェア開発経験のない人にも使いやすい、柔軟に変更ができ生産品目や製造ラインが変更されても使い続けられるシステムの構築を目指しております。
※ 「Epson RC+ Express Edition」の詳細はこちらからご確認ください:https://www.epson.jp/products/robots/lineup/software/express.htm

シミュレーション動画

デモ機のシミュレーション動画をYouTubeチャンネルにて公開しております。

弊社の強みは「自動化のプランニング」「装置構想のシミュレーション」「検証をもとにした実機製作」を一貫して提供できることであり、現場のお客様がお抱えの課題解決はもちろんのこと、展示場では弊社の強みを実感いただけるような仕掛けを用意しております。ぜひ実機をご確認にいらしてください!

製造業DXを実現する DXトライアングル施策概要

弊社の強みを活かした「製造業DXを実現する DXトライアングル施策」概要

「国際ロボット展」(iREX)エプソンブースの紹介

ロボットメーカー、ロボットシステムインテグレータ企業の多くが国際ロボット展に出展していますが、自動化がしにくい「難しい手作業をロボットに置き換える」という視点から、本コラムでは弊社のデモ機でも使用している小型精密ロボットのリーディング企業であるエプソンについて解説いたします。

「国際ロボット展」(iREX)エプソンブースの見どころと強みを紹介いたします。

「2023国際ロボット展」(iREX2023)エプソンブースの見どころ

「2023国際ロボット展」(iREX2023)エプソンキービジュアル

「2023国際ロボット展」(iREX2023)エプソン キービジュアル

コンセプト・展示物

エプソンブースでは、【その難作業の「自動化」諦めていませんか? ~ エプソンが解決します ~】をテーマに、難作業の自動化を実現するソリューションの他、初めて自動化されるお客様向けのツールや工場の生産性向上にむけた提案など、お客様の「できない」を「できる」に変えるさまざまなソリューションが展示されます。エプソンの特設サイトが公開されていますので、詳細は特設サイトからご確認ください。

■「2023国際ロボット展」(iREX2023)エプソン特設サイトはこちら:https://www.epson.jp/products/robots/event/2023irex.htm

ブースの場所

「2023国際ロボット展」エプソンブースイメージ図

「2023国際ロボット展」(iREX2023)エプソンブースイメージ図

上記は「2023国際ロボット展」(iREX2023)エプソンブースのイメージ図です。


エプソンブースは、東京ビッグサイト「東3ホールE3-28」に設置されています。

エプソンの強み

エプソンは小型精密ロボットのリーディング企業です。産業用スカラロボットの出荷実績(数量ベース)において12年連続で世界No.1シェアを獲得しています。国産時計の開発製造をする中で、腕時計のムーブメント組立に最適なスカラロボットの自社開発がロボティクス事業のルーツになります。※産業用スカラロボットの2011年~2022年の数量ベース出荷実績において(株式会社富士経済『2012~2022ワールドワイドロボット市場の現状と将来展望』調べ)

スカラロボットについては、こちらのコラムで詳しく説明しておりますので、ぜひご参照ください。

下記に、難作業の自動化を実現するエプソンのテクノロジーについて簡単に解説いたします。

力覚センサー

水晶デバイス技術を活かし、変形しにくいにもかかわらず微小な力の変化や回転方向を検出できる技術です。ロボットに適切な力感覚を与えることで、教示作業やビジョンだけでは対応できない緻密な作業やワークが壊れやすい繊細な作業等の、熟練者頼りのカンコツ作業自動化を可能にします。

分光ビジョンシステム

エプソンの分光ビジョンシステムは、エプソンが開発した「MEMS Fabry-Perot Tunable Filter」により小型デバイスで色の状態を各波長に分解して取得し色検査ができます。設置場所を選ばず取り付けられるため、色の定量管理を実現し、作業者によるバラツキやミスなく、製造ラインにおける製品品質の一定化が可能です。

弊社ではエプソンロボットを使用した自動化を数多く手がけておりますので、自動化でお困りごとがございましたら、ぜひご相談ください。

【必見】エプソンブースにて弊社代表が登壇いたします

今回は、「2023国際ロボット展」(iREX2023)エプソンブースにて弊社代表の天野 眞也が登壇いたします。
東京計装株式会社の杉社長と、製造業DXに関する内容で対談をさせていただきます。

※ 東京計装の流量計工場視察動画もAMANO SCOPEにて配信しております。

AMANO SCOPEとは
AMANO SCOPEは、弊社会長の天野眞也が業界をリードするイノベーターたちと対談を行い、「日本の未来」「製造業の未来」について発信するYouTubeチャンネルです。30年近くにわたり、製造業のDXを支援してきた経験と知見を活かしたユニークな視点で、視聴者の皆さまにとって新たな気づきとなるような情報をお届けします。AMANO SCOPE Liveでは、スタジオ等からライブ配信を行い、業界の最新情報をご提供しております。

エプソンの工場に密着取材

これまで、AMANO SCOPEではエプソンプリンターのヘッドを製造する秋田エプソンの工場内部に密着取材しています。
ロボットメーカーの側面だけでなく、ロボットユーザーとしてのエプソンが分かるので、ぜひ併せてご視聴ください。

【工場自動化・データ化実例】秋田エプソンの工場はこうやって作られている


注目ポイントは、少ない人的リソースでスピード感をもった生産を行うためにデジタル技術を活用している点です。
人口減少の状況下、価値ある業務にリソースを割くために、装置やユニットへの工夫が重要と分かります。

タイムコード
0:00 オープニング
0:32製造業DXの課題と展望
31:54秋田エプソン株式会社様紹介映像

【工場内部初公開!?】ド迫力ロボット設置ライン大公開!エプソンのプリンターヘッド製造現場


注目ポイントは、エプソン製ロボットを大量導入してFA化された、ハイスピード・高効率な製造ラインです。
6軸ロボットやスカラロボットのアームを超高速で振り回しつつも、しかし圧倒的な精度を誇っています。

タイムコード
0:00 オープニング
0:40製造業DXの課題と展望
0:45プリンターヘッドの組立ライン

2023年ロボット展エプソンブース取材

AMANO SCOPEにて「2023国際ロボット展」(iREX2023)エプソンブースに関する情報を配信予定です。
会場へ来られる方も、業務のご都合で会場へ来られない方も、必見の内容をお届けします。
ぜひ、下記よりチャンネル登録のうえご視聴予約をお願いいたします!

AMANOSCOPE

記事作成:株式会社FAプロダクツ JSS事業部 経営管理統括部 マーケティングユニット 植地 祐奈
記事監修:エプソン販売株式会社 MSMD課 藤井 潤史

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050-1743-0310 営業時間:平日9:00-18:00

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