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生産設備に関する記事

ネジ供給機とは?選び方や生産性向上のポイント、おすすめメーカ3選

ネジ供給機は、締結におけるピックアップ作業を自動化する機械です。多くの工業製品ではネジ締め作業が行われており、ネジのピックアップは非常に重要な位置を占めています。ネジ供給機を導入すれば、隣に人が立ち、作業しやすい位置にネジを差し出してくれる。そのような状況を作り出せます。

本コラムでは、そんなネジ供給機の選び方やおすすめメーカ、生産性を上げるポイントについてまとめました。

もし、ネジ供給機のコンサルティングを受けて、

  • 省力化、省人化してコストダウンしたい
  • 生産性アップして売上を上げたい
  • 人的ミスを減らして品質価値を高めたい
  • どのメーカの自動化設備を使えば効率的かわからない

という場合は、お気軽にFAプロダクツまでお問い合わせください。
関東最大級のロボットSIerとして、最適化のご提案をさせていただきます。

1.ネジ供給機とは?

まずはネジ供給を導入前と、導入後の作業効率の違いを見てみましょう。
図1はその作業のイメージ図です。

図1のA図はネジ供給機の導入前の業務の様子を、B図ではネジ供給後の業務の様子をイメージしています。

A図では、作業員はネジ箱から、ワークに適したネジのサイズを探し出し、その箱を横に置いて、ネジを1本ずつ取り出しては、ワークのネジ部に挿入してネジを締め付けます。
図では1つのワークに10本のネジ込みが必要です。

B図では、ネジはネジ供給機からネジ山を上にした状態で供給されるため、作業員は供給されたネジのねじ込み作業を行うだけです。
設定した数だけネジは供給されます。

図では作業員がネジ止め作業をしていますが、ワークとネジの場所が明確に指示できれば、ネジ供給機の供給パーツを変えるだけで、ロボットによる自動作業も可能です。

ネジ供給機について知るには、以下の動画も参考になります。

大武・ルート工業 自動ネジ供給機


引用:https://www.youtube.com/watch?v=UaMnhR_PZmc

【日東工器】ねじ締めの自動化!デルボDLV04C/10C×卓上ロボット搭載事例

引用:https://www.youtube.com/watch?v=eRMReBjDQwQ

2.ネジ供給機の選び方とは?用途とメーカから見る方法

ネジ供給機の選び方

ネジ供給機は、ただ導入すれば作業効率が上がるわけではありません。得意な作業やピックアップ方法、扱うネジの種類によって選び方が変わります。ここではネジ供給機の選び方を用途とメーカ別に解説します。

(1)ネジ供給機を用途から選ぶ場合

ネジ供給機を用途から選ぶ場合、下記のような状況から選ぶと想定しやすいです。

状況 おすすめのタイプ
手作業ですぐ取り出せる位置に置いてほしい 自動でネジを揃えてくれる「据え置きタイプ
移動が多いのでネジを運んできてほしい 高圧エアにて手元までネジを供給してくれる「圧送タイプ
複数のサイズを取り扱うのでどんなネジでも扱ってほしい 供給レールが動くことでさまざまなサイズの供給に対応できる「供給レール可動タイプ
一度に定量を振り分けてほしい 定量取り出しカウンターに対応しているタイプ
ネジ締めまでライン化したい 自動機タイプ

用途によっておおよそのタイプが選定できるため、まずは用途から限定するのが効率的です。

(2)ネジ供給機をメーカから選ぶ場合

ネジ供給機はメーカによって、機種の得意ジャンルがある程度決まっています。

最初に用途から限定しないと、希望する用途に合った機種をメーカが取り扱っていない場合もあります。そのためまずは用途を定め、どんなネジ供給機を必要とするか考えてからメーカを検討しましょう。本記事で紹介するメーカは次の3社です。

いずれも実績と幅広い機種の取り扱いがあるため、初めてネジ供給機を導入する際に適しています。メーカについては、詳しく4章でご紹介します。

3.ネジ供給機のメリット・デメリット

ネジ供給機を導入するメリットとデメリット

ネジ供給機は締結作業の効率化を果たすものですが、メリットばかりではなく、デメリットも存在するので、よく確認しておきましょう。

(1)ネジ供給機のメリット

ネジ供給機のメリットは、締結作業の効率化が図れることです。手作業でネジをピックアップするよりも早く、確実に作業できます。さらに設置の際、大きなスペースを専有することがありません。比較的、小規模なスペースで大きな効率化を果たせます。

容量を増やしたいときも、多くはホッパーの装着で対応できるのも特徴です。作業者の負担を減らすことにも貢献し、結果的に広い範囲での効率化が図れます。

(2)ネジ供給機のデメリット

ネジ供給機のデメリットは、初期コストがかかる点です。1台導入すれば良いという例は少なく、ある程度の台数を導入しないと効率化が実現できない場合もあります。

自動化している場合はラインに組み込めば良いですが、手作業の場合は現場の作業ベースで打ち合わせしなくてはなりません。作業スペースがうまく取れない場合は、圧送を検討したり、レイアウトも考え直したりする必要が出てくるでしょう。

効率化を考えた結果、レイアウトが崩れて作業者の負担が増大しないよう注意する必要があります。

4.ネジ供給機を導入して生産性を高めるポイント

ネジ供給機を導入して生産性を高めるポイント

ネジ供給機を導入して生産性を高めるためには、「最適な場所に最適なネジ供給機を導入すること」が必須ですが、現場での作業ベースと予算のバランスも考えなくてはなりません。
必要なポイントは下記の4つです。

  • 具体的に用途を書き出す
  • 用途に合った機種を各メーカから選定する
  • 現場と連携を取って最適な設置場所を考える
  • 運用後のトラブル対応も確立しておく

導入後は即座に生産性が上がらず、細かい改善が続く場合も多いです。その際はPDCAサイクルを即座に回せるよう、問題となるポイントを監視しておきましょう。

5.ネジ供給機におすすめのメーカ3選と製品比較

ネジ供給機でおすすめのメーカ3社と主力商品、それぞれの特徴をまとめました。

(1)株式会社大武・ルート工業

【特徴】
株式会社大武・ルート工業は、OHTAKEブランドとして日本だけではなく世界にも認められている老舗メーカです。1968年に設立されました。
主力事業はトレッドミルとネジ供給機の2つで、展開するネジ供給機も多彩な製造に合わせられるよう、自動機用から手動用、圧送まで幅広く取り扱っています。

①NSBタイプ

【引用:製品ラインナップNSBタイプ

NSBタイプは手動用に対応し、レール交換を行えば1台で8種類のネジ径に対応します。このタイプはドライバーのガイドがついており、先端を添えるだけで速やかにネジを取り出すことが可能です。

②MSFタイプ

【引用:製品ラインナップMSFタイプ

MSFタイプはOHTAKEブランドの中でも画期的な、マイクロネジに対応した供給機です。世界初の製品となっています。1mm以下のマイクロネジを正確に切り分け、安定的な供給が可能です。

【所在地】
本社所在地:岩手県一関市萩荘字金ヶ崎27
本社TEL:0191-24-3144
本社FAX:0191-24-3145
URL:https://ohtake-root.co.jp/

(2)永田精機株式会社

【特徴】
永田精機株式会社は、産業機器事業で多くの実績を持つメーカです。100年を超える老舗メーカで、伝統と技術力を合わせ持っています。
半導体の大量生産や、テーピングマシンが代表的です。ネジ供給機のラインナップは少ないものの、レール交換可能・自動化の連携が他メーカよりも優れています。

①自動ネジ供給機(クイッチャー)

【引用:その他の製品:自動ネジ供給機

レールの交換を可能としており、1台で複数のネジサイズを運用できます。設置も容易に行えるため、生産ラインの変更も柔軟に対応可能です。

【所在地】
本社所在地:東京都豊島区北大塚2-11-9
本社TEL:03-3918-5151(代表/編機営業)
本社FAX:03-3940-6736
URL:http://www.nagata-seiki.co.jp/

(3)日東精工株式会社

引用:https://www.youtube.com/watch?v=Dn8mT57q870

【特徴】

日東精工株式会社は3つの大きな事業部があり、それぞれ中核技術を組み合わせることで産業社会の根幹を支えているメーカです。日本だけではなく世界にも進出しており、多くのグループ会社が結託しています。
その技術力と総合力は随一で、自動組立機も高い技術力が備わっているほど。ネジだけではなくリベットやナットにも対応しています。

①DF200

【引用:自動組立機/ねじ供給機(フィーダ)DF200

精密ネジも確実に供給できる、ディスク回転式のネジ供給機です。M0.6~M2.0までのネジを自動で供給できます。

②FF503H

【引用:自動組立機/ねじ供給機(フィーダ)FF503H

ネジのほかに、リベットやナットも供給が可能なフィーダです。日東精工株式会社のスタンダード品として展開されており、手元への圧送にも対応しています。

【所在地】
本社所在地:京都府綾部市井倉町梅ヶ畑20番地
本社営業部TEL:0773-42-3111
本社営業部FAX:0773-43-2227
URL:https://www.nittoseiko.co.jp/

6.ネジ供給機導入に関するご相談はFAプロダクツ

本コラムでは、ネジ供給機導入に関する選び方とおすすめメーカ、生産性を上げるポイントについて解説しました。
ネジ供給機を導入する際には、より効果のある場所へ最適な機種を設置することが大切です。

もしお困りの場合は、経験豊富なコンサルタントに依頼するのがおすすめです。
FAプロダクツでは、ネジ供給機の導入に関するサポートを行っています。ぜひお気軽にご相談ください。

【特徴】
FAプロダクツは年間200台もの実績がある関東最大級のロボットシステムインテグレーターです。一貫生産体制をとっており、設計から製造までをワンストップで対応。費用・時間にムダなく最適化を行うことができます。

また、お打ち合わせから原則1週間以内に「お見積りとポンチ絵」をご送付。

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テキストやお電話だけでは伝わりづらいゴールイメージを共有し、スピード感を持った対応を心がけています。

また、同社の「画処ラボ」では、画像処理を用いた外観検査装置の導入に特化し、ご相談を受け付けています。従来は目視での官能検査に頼らざるを得なかった工程の自動化をご検討の際などにご活用ください。

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「画処ラボ」ではルールベースやAIの画像処理を専門エンジニアが検証。ご相談から装置制作まで一貫対応します。

【所在地】
茨城県土浦市卸町2丁目13-3
TEL.050-1743-0310(代表)
FAX.050-3156-2692(代表)
https://jss1.jp/

【営業品目】

  • 産業用ロボット
  • 生産設備合理化・省力化の設計及び製作
  • 基板電気チェッカーや貼合・折曲など
  • 治具の設計・製作

【実績】
NM社(電子部品の製造販売)、HS製作所(情報通信・社会産業・電子装置・建設機械・高機能材料・生活の各システム製造販売)、TT社(ショッピングセンターなどリテール事業)、SM社(自動制御機器の製造・販売)、OR社(自動車安全システムの製造販売)

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