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労働生産性向上に関する記事

ピッキングのポカヨケをするには?最新事例や役立つシステムも紹介

ピッキング作業において、ヒューマンエラーを防ぐことは非常に重要な意味を示します。ピッキングは検品や仕分けなどにつながる作業であり、この工程でミスをしてしまうと、後の工程にも影響が出てしまうからです。

ただ、ピッキング作業の場合、どんなに自動化していても、人の手による作業をすべて廃するのは難しい面があります。

本記事では、ピッキングにおけるポカヨケの例や具体的な方法、ピッキングのポカヨケを助けるメーカのソリューションについてもご提案していますので、ぜひ最後までお読みください。

もし、ピッキング作業のポカヨケ導入に合わせて、

  • 省力化、省人化してコストダウンしたい
  • 人的ミスを減らして品質価値を高めたい
  • どのメーカのポカヨケを使えば効率的かわからない

という場合は、お気軽にFAプロダクツまでお問い合わせください。
関東最大級のロボットSIerとして、最適化のご提案をさせていただきます。

1.ピッキングのポカヨケとは

ピッキングのポカヨケとは、ピッキング時に間違い(ヒューマンエラー)が起こらないよう物理的に阻止する仕組みです。※ポカヨケの「ポカ」はミス。「ヨケ」は回避を表しています。

例えば間違った商品をピッキングした際にアラームが鳴るようにする、そもそもピッキングできないようにシャッターが閉じるようにする、などがそれにあたります。

ヒューマンエラーを物理的に防止できるため、教育時にも効率化が可能です。

教育を行う際、教育者がついて一定の水準に達するまでレクチャーを行う必要がありますが、ポカヨケは手順の指定やミスが起こる場所を視覚的に伝えてくれる仕組みのため、今まで生じていた教育の過程を削減できます。言語が通じにくい外国人労働者に対しても、直感的で分かりやすく伝えられるのもメリットです。

また、ピッキングは検品や仕分け、梱包にもつながる大事な作業です。この工程でミスをしてしまうと、後の工程にも影響が出てしまいます。

例えば、セット品やキャンペーン品のピッキングは、見落としが発生しやすい作業です。セット品と単品が入り混じったり、キャンペーン品を通常品と勘違いしたりしてピッキングをすべて誤ることもあります。

これらは、検品や仕分けで気付ければ問題ありません。しかし漏れてしまえば誤発送が生じ、再発送する必要が出てきます。常態化すれば、失った顧客からの信頼を取り戻す施策や徹底した再発防止策が必要になるでしょう。ピッキングのポカヨケを導入すれば、こうしたリスクを未然に防ぐことが可能です。

加えてピッキングでは、フォークリフトの使用で労災につながる事例がしばしばあります。本来取れないはずの段から無理に取ろうとし、狭い箇所でバックをしたら後方の棚とリフト間で挟まれる事例です。

ポカヨケはただ指示を出すだけではなく、物理的に事故が起きないよう動線を整える役目もあります。判断を見誤らせず、思い込みを防ぎ、従業員の安全を守る上でも重要な仕組みなのです。

2.ピッキングのポカヨケの具体的な方法

ピッキングにおけるポカヨケの具体的な方法として、センサとコントロールユニットを組み合わせる仕組みがあります。部品が入った箱の前にセンサを配置し、光や音によってピッキングする順序を示すものです。
具体的には、下記動画のような仕組みが該当します。

センサも内蔵されているため、間違った手順でピッキングしようとすればエラー音が鳴ります。

ほかに使用するツールを指示したり、手順書をディスプレイに表示したりして、より高度なポカヨケを実現しているケースもよく見られます。
具体的には下記動画のようなシステムです。

部品だけではなく、どのツールを使ってどのように組み立てるのかがわかります。

3.ピッキングのポカヨケに関する参考事例

ピッキングにポカヨケを導入したことで、人為的なミスを改善して効率化した事例は少なくありません。この項目では、具体的な参考事例を3つご紹介します。

(1)事例1:不備の撲滅で時間ロスを削減

とある工場ではピッキング作業時、類似部品や間違った部品のピッキングによる時間ロスが大きくなっていました。視覚的に間違わないよう指示板や指差しチェック、あらゆる工夫をしてもなかなか問題は改善されなかったとのこと。

そこでセンサとコントロールユニットを一体化したポカヨケ装置を導入したところ、ミスがほとんど起きなくなりました。

今まで問題が起きると、やり直しや問題究明・再発防止といった時間ロスが大きかったのですが、それがなくなったことで生産効率が上がり、無駄な時間や作業者の負担も少なくなっています。

(2)事例2:教育者を配置する必要がなくなった

複雑なピッキング作業を要していた工場では、どうしても作業者のスキルに依存していた部分がありました。これは作業者のスキル向上のためにある程度の人数の教育者を配置しつつ、人員のパワーバランスも考える必要がある、という非効率な状態といえます。

そこで、この工場では次の指示をセンサで伝えるポカヨケを導入し、未経験者でもすぐに作業が行えるようにしました。それにより、教育者の人数も最小限となり、スキル向上に関わる投資も必要なくなったようです。

また、作業ミスも大きく減ったので、教育にかかっていた人件費が浮き、追加のポカヨケシステムを導入するなど、必要な箇所へ必要な投資が行えるようになりました。

(3)事例3:物流における誤出荷の防止

物流では未だ多くの場面(例えば、ツールを使わない検品や目視確認・紙媒体を使ったチェックなど)で、アナログ作業が残っています。

ある工場もアナログ作業に頼っている部分が多くありました。ただ、それによって誤出荷が多いことに悩まされていました。

そこで、ポカヨケにデジタルピッキングシステムや、デジタルアソートを導入。この対策により誤出荷の防止と、誤出荷を防ぐための確認作業や誤出荷が生じたときの対応に割いていた人的コストの削減を実現しました。

4.ピッキングのポカヨケに役立つソリューションを提供する会社3選

ポカヨケに役立つソリューションを提供している3社と、それぞれのソリューションの特徴をまとめました。

(1)株式会社FAプロダクツ

【特徴】
FAプロダクツでは、プロジェクション・マッピングを応用し、視覚的に作業者へ指示を伝えるプロジェクションアッセンブリーシステムを提案しています。

作業ミスのゼロ化と品質の一定化を促せるだけでなく、マニュアルを具体的な指示とともに伝えられるため、外国人労働者に対しても有効なシステムです。詳細については下記動画もご確認ください。

【本社所在地】
所在地:茨城県土浦市卸町2丁目13-3
TEL:050-1743-0310(代表)
FAX:050-3156-2692(代表)
URL:https://jss1.jp/

(2)株式会社oneA(アローカンパニー)

【特徴】
株式会社oneA(アローカンパニー)は、アミューズメント事業や金属切削加工事業、産業機器事業と幅広く展開しているメーカです。

産業機器事業ではシャッター式、ランプ・スイッチ、ロールシャッターと組み合わせしやすいポカヨケシステムがあります。実際にセル生産工程におけるPMPシャッター、作業台型のシステムを動画で確認可能です。

【本社所在地】
所在地:大阪市鶴見区放出東3-30-20
TEL:06-6962-7771
FAX:06-6967-3020
URL:https://www.one-a.co.jp/

(3)株式会社アイオイ・システム

【特徴】
株式会社アイオイ・システムは、物流のトータルソリューションを提供している老舗メーカです。デジタルピッキングだけではなくシャッターアソートシステム、プロジェクションピッキングシステムも提供しています。海外でも多くの企業が導入している実績もあり、世界トップクラスのブランドです。

ポカヨケゲート表示機のシャッターアソートシステムは、仕分けミスを限りなくゼロへ近づけてくれます。下記の動画も参考にしてください。

【本社所在地】
所在地:東京都大田区大森北1-6-8 ウィラ大森ビル9階
TEL:03-3764-0228
FAX:03-3764-7520
URL:https://www.hello-aioi.com/jp/

5.ピッキングのポカヨケに関するご相談はFAプロダクツ

ピッキングは完全な自動化が難しい作業です。そのため、ポカヨケを導入すると非常に効率的な生産を実現します。

FAプロダクツでは、ポカヨケに最適なプロジェクションアッセンブリーシステムを提案しています。この仕組みであれば、三交代者すべてに対する教育が不要です。ポカヨケ導入や教育でお悩みの場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

【特徴】
FAプロダクツは年間200台もの実績がある関東最大級のロボットシステムインテグレーターです。一貫生産体制をとっており、設計から製造までをワンストップで対応。費用・時間にムダなく最適化を行うことができます。

また、お打ち合わせから原則1週間以内に「お見積りとポンチ絵」をご送付。

【ポンチ絵とお見積りのサンプル】

テキストやお電話だけでは伝わりづらいゴールイメージを共有し、スピード感を持った対応を心がけています。

また、同社の「画処ラボ」では、画像処理を用いた外観検査装置の導入に特化し、ご相談を受け付けています。従来は目視での官能検査に頼らざるを得なかった工程の自動化をご検討の際などにご活用ください。

業界最大級の画像処理検証施設を開設!

「画処ラボ」ではルールベースやAIの画像処理を専門エンジニアが検証。ご相談から装置制作まで一貫対応します。

【所在地】
茨城県土浦市卸町2丁目13-3
TEL.050-1743-0310(代表)
FAX.050-3156-2692(代表)
https://jss1.jp/

【営業品目】

  • 産業用ロボット
  • 生産設備合理化・省力化の設計及び製作
  • 基板電気チェッカーや貼合・折曲など
  • 治具の設計・製作

【実績】
NM社(電子部品の製造販売)、HS製作所(情報通信・社会産業・電子装置・建設機械・高機能材料・生活の各システム製造販売)、TT社(ショッピングセンターなどリテール事業)、SM社(自動制御機器の製造・販売)、OR社(自動車安全システムの製造販売)