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生産設備に関する記事

自動溶接機の主要メーカ・製品比較 選び方や導入後のポイントも紹介

自動溶接機はJISの定義があり、「操作者が常時操作しなくても連続的に溶接が進行する装置を用いて行う溶接の総称」と定められています。あらゆる産業分野にて自動溶接機は毎日稼働し、多くの溶接作業を担っているでしょう。

生産性を高めるためにも、自動塗装機を導入しようと考えている企業は多いのではないでしょうか。しかし選定方法は専門知識が必要な上、導入には時間も手間もかかります。

そこで本コラムでは、自動溶接機の選び方やポイントを詳しくまとめました。主要メーカと主力製品の比較も行っています。自動溶接機の導入検討を行っているなら、ぜひ本コラムを参考に導入を検討してみてください。最後まで読めば、具体的な検討を行えるでしょう。

もし、自動溶接機導入のコンサルティングを受けて、

  • 省力化、省人化してコストダウンしたい
  • 生産性アップして売上を上げたい
  • 人的ミスを減らして品質価値を高めたい
  • どのメーカの自動化設備を使えば効率的かわからない

という場合は、お気軽にFAプロダクツまでお問い合わせください。
関東最大級のロボットSIerとして、最適化のご提案をさせていただきます。

1.自動溶接機の選び方とは?具体的な用途を絞り込んでメーカを選ぶ

自動溶接機は、大きく分けて「自動溶接機」と「ロボット溶接機」に分かれます。

両者は似ていますが、応用が利くor利かない点で特徴が異なります。ロボット溶接機はティーチングを経ることで、あらゆる作業へ対応可能です。

そこでまずは用途を考え、予算感や希望に沿うメーカを探していくのが必須の流れとなります。

(1)用途を確認する方法

具体的にどういった用途で溶接を行うのか、事前に項目へ起こして確認してみましょう。

  • 溶接を行う具体的な製品や状況
  • 素材や大きさ、ワークの具体的な種類
  • 求められる品質
  • 品種切り替えの有無や将来的な変更の可能性

例えばライン上に配置する自動溶接機の場合、制限があるものの比較的安価に導入できます。しかしより複雑な溶接を希望する場合や、作業内容が変更になる可能性を考えるならロボット溶接機を導入したほうが良いです。例えば自動溶接機は溶接時の姿勢が限定的で、あまり複雑な軌道を辿れません。溶接面もほぼ直線に制限され、今後の拡張性は見込めないでしょう。

対してロボット溶接機は拡張性が幅広いのが特徴です。一方、ティーチングや別の技術が必要になるというデメリットがあります。そのためまずはどんな作業を行うのか書き出し、用途に合った溶接機を導入する運びとなります。

(2)用途に見合った溶接機のメーカへ問い合わせ

用途が抽出できたら、次はどの自動溶接機を導入するのか検討していく流れになります。

事前に検討しているメーカへ問い合わせを行うと、問い合わせの際に最適な製品の提案と、大まかな見積もりをもらえます。そこで複数のメーカへ問い合わせを行い、社内で検討会議を行うのが一般的な流れになります。

本コラム内でもサポート体制が厚く、網羅的に用途へ合致できるメーカを3社まとめました。具体的な主力製品も紹介していますので、検討時の候補に加えてみてください。

2.自動溶接機を取り扱うメーカ3選と主力製品の比較

自動溶接機を取り扱っているメーカ3社と、それぞれの主力製品をご紹介します。

(1)刀根自動機株式会社

【特徴】
刀根自動機株式会社は、国内だけではなく世界22カ国に販売している実績があるメーカです。自動化や省力化に強く、独自の提案力は実績に裏付けられたものとなっています。機械設計から機械加工、OEMから電気・電子ソフトと幅広い事業展開が魅力です。

①自動車部品自動溶接機

【引用:刀根自動機株式会社 自動車部品自動溶接機

自動車部品の自動溶接に対応した、パッケージングされたタイプの自動溶接機です。自動機のタクトは1.0秒/個となっていますが、より高速化に対応したタイプもあります。センサーも各工程に完備されているため、不良品が出ても即時発見・停止が可能です。

②二次電池部品スポット溶接機

【引用:刀根自動機株式会社 二次電池部品スポット溶接機

二次電池にタブ端子をスポット溶接する自動機です。溶接機としての側面だけではなく、自動組立機として製品を組立・搬出する機械となっています。フレームが四角形なので、接地面積が狭くても計画的に配置可能です。

【所在地】
本社所在地:大阪市城東区新喜多2-5-30
TEL:06-6931-8571
FAX:06-6934-8673
URL:http://www.tone-jidoki.co.jp/index.html

(2)愛知産業株式会社

【特徴】
愛知産業株式会社は、80年の実績と経験を持つ老舗メーカです。溶接や溶解、溶融分野にて強いノウハウと知見を持っています。また海外の技術トレンドも把握しており、最先端技術を提供してもらえる点が強みです。

①MAGパイプ自動溶接機

【引用:愛知産業株式会社 MAGパイプ自動溶接機

全姿勢に対応した、MAGパイプ自動溶接機です。パイプ配管の溶接に強く、発電プラントや石油化学での導入事例が適しています。リモートペンダントを利用すれば、常時監視が可能です。

②円筒内面自動肉盛溶接機(Bortech)

【引用:愛知産業株式会社 円筒内面自動肉盛溶接機(Bortech)

Bortech Corp Climax社の円筒内面自動肉盛溶接機です。ほかの工法では処理が困難な内面肉盛溶接も、自動化が可能となっています。モデルが3タイプあり、最小・最大適用内径やフランジ径、最大負荷重量といった扱えるワークに合わせて選択可能です。

【所在地】
本社:東京都品川区東大井2-6-8
TEL:03-6800-1122
FAX:03-6800-2066
URL:https://www.aichi-sangyo.co.jp/index.html

(3)株式会社神戸製鋼所

【特徴】
株式会社神戸製鋼所はKOBELCOグループとして、創業から100年以上の実績と信頼を誇る老舗メーカとなっています。素材系から機械、電力と幅広い事業展開を行っているのも特徴の1つです。

①鉄骨溶接ロボットシステム

【引用:株式会社神戸製鋼所 溶接ロボットシステム

CO2溶接を独自の電流・電圧波形制御により、高品質な低スパッタ溶接を実現した自動溶接ロボットシステムです。鉄骨の溶接における自動化で、人の介入を大きく減らせるシステムとなっています。

②建機部品溶接ロボットシステム

【引用:株式会社神戸製鋼所 溶接ロボットシステム

建機を部品別にシステム化した自動溶接ロボットシステムです。低スパッタと深い溶け込みにより、高品質な溶接自動化が可能となっています。溶接システムは建機以外にもあるため、ロボットシステムの導入を考えている場合は参考になるでしょう。

【所在地】
本社:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通2-2-4
TEL:078-261-5111
FAX:078-261-4123
URL:https://www.kobelco.co.jp/

3.自動溶接機を導入するメリットとデメリット

自動溶接機は、非常にメリットのあるソリューションです。とはいえ導入する上での具体的なメリットや、導入後の注意点は少し想像が付きづらい部分もあるでしょう。

自動溶接機を導入すると、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。詳しくまとめました。

(1)自動溶接機の導入メリット

自動溶接機を導入することで得られるメリットは、下記の3点です。

  • 溶接に関わる人件費を削減できる
  • 品質が安定する
  • (ロボット溶接機の場合)作業の応用性が高い

基本的に人間が行う溶接は、半自動溶接を使っても溶着効率が悪くなってしまいます。その点、自動溶接機であれば作業者による品質の差がなくなり、高い効率を維持できるでしょう。またロボット溶接機を導入した場合ですと、アームの自由度があらゆるワークに適合します。
人件費を削減しつつ安定稼働が追求できるため、非常にメリットが多いです。

(2)自動溶接機の導入デメリット

自動溶接機を導入するデメリットは、下記の3つです。

  • 導入コストがかかる
  • 運用には別の技術が必要になる
  • (ロボット溶接機の場合)ティーチング作業が必須

どうしても自動溶接機を導入する場合、ラインへの組み込みを考えると大掛かりなものになります。自動化なら高度な制御技術が盛り込まれているため、コストも大きくかかるでしょう。

また運用していくには、修理体制も踏まえて手溶接とは別の技術が必要です。ロボット溶接機の場合だと、さらにティーチングといった別作業の手間が発生します。

4.自動溶接機を導入して生産性を高めていくコツ

生産ラインを自動化する企業が増えている理由

自動溶接機は、非常にメリットが多く生産性を高めやすいソリューションです。とはいえ大掛かりなシステムになるため、用途と合わなければ生産性が低くなってしまいます。そのため導入段階ではしっかりと用途を書き出し、検討を入念に重ねた上で導入していきましょう。

そして今まで手溶接を行っていた場合、自動溶接機の運用では全く別の技術が必要となります。事前に検討メーカからサポートがどのくらいもらえるのか、研修も行ってもらえるのかを確認しておかなくてはなりません。研修の設定や万が一のサポートを事前に確認し、万全の体制で導入すれば自ずと生産性は高まっていきます。

5.自動溶接機導入に関するご相談はFAプロダクツ

自動溶接機は非常にメリットが多く、導入すれば生産性が高まりやすいソリューションです。しかし導入には専門知識が必要で、機種や具体的な選定方法が分からないと「何を検討したらよいかわからない」状態に陥ってしまいます。
その際は、経験豊富なコンサルタントに依頼してみてください。より短い時間で、最適な結果を生み出せるでしょう。

FAプロダクツでは、自動溶接機の導入シミュレーションにも深い知見と実績があります。お客様のお悩みに沿った最適な提案を行えますので、検討している場合はぜひお気軽にご相談ください。

【特徴】
FAプロダクツは年間200台もの実績がある関東最大級のロボットシステムインテグレーターです。一貫生産体制をとっており、設計から製造までをワンストップで対応。費用・時間にムダなく最適化を行うことができます。

また、お打ち合わせから原則1週間以内に「お見積りとポンチ絵」をご送付。

【ポンチ絵とお見積りのサンプル】

テキストやお電話だけでは伝わりづらいゴールイメージを共有し、スピード感を持った対応を心がけています。

また、同社の「画処ラボ」では、画像処理を用いた外観検査装置の導入に特化し、ご相談を受け付けています。従来は目視での官能検査に頼らざるを得なかった工程の自動化をご検討の際などにご活用ください。

業界最大級の画像処理検証施設を開設!

「画処ラボ」ではルールベースやAIの画像処理を専門エンジニアが検証。ご相談から装置制作まで一貫対応します。

【所在地】
茨城県土浦市卸町2丁目13-3
TEL.050-1743-0310(代表)
FAX.050-3156-2692(代表)
https://jss1.jp/

【営業品目】

  • 産業用ロボット
  • 生産設備合理化・省力化の設計及び製作
  • 基板電気チェッカーや貼合・折曲など
  • 治具の設計・製作

【実績】
NM社(電子部品の製造販売)、HS製作所(情報通信・社会産業・電子装置・建設機械・高機能材料・生活の各システム製造販売)、TT社(ショッピングセンターなどリテール事業)、SM社(自動制御機器の製造・販売)、OR社(自動車安全システムの製造販売)

 

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