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リードタイム短縮
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納期短縮だけじゃない!リードタイム短縮で得られるメリットとは

製造業のみならず、さまざまな業界で重要視されている「リードタイム」。
取引先やユーザーにとって、製品の注文(発注)から実際に手元に届くまでの期間は短いにこしたことはありません。
ネットショッピングなどで目当ての商品を扱う店舗が複数あった場合、最短で届けてくれるお店から購入した経験は誰しもがお持ちだと思います。
販売機会ロスを減少させ、顧客満足度にもつながる「リードタイム短縮」は、企業活動において重要な課題の1つとなっています。

今回は製造業におけるリードタイムの解説と「リードタイム短縮」で得られるメリット、実現に向けた課題・解決方法について紹介していきます。

1.製造業におけるリードタイムとは

4つのリードタイム

製造業において「リードタイム」とは、製品の開発から納品までに必要な期間のことです。
さらに、リードタイムには『開発リードタイム』『調達リードタイム』『製造(生産)リードタイム』『配送リードタイム』の4つに細分化することができます。

主に製造業で叫ばれる“リードタイム短縮”を実現するには、この4つのうち、①どのリードタイムに対して、②どのように着手するかが重要となります。
ここでは4つのリードタイムについて見ていきましょう。

(1)開発リードタイム

製品開発のための計画・立案を行う期間を指します。
市場の変化や潜在的ニーズをいち早くとらえ、競合他社の一歩先をいくスピード感が求められます。

(2)調達リードタイム

製品の生産に必要な原材料や部品を生産現場に納入するために必要な期間を指します。
調達部品が製品の際には、購入先の生産リードタイムも含まれるので注意する必要があります。

(3)製造(生産)リードタイム

実際に製造(生産)をスタートし、製品の生産が完了するまでにかかる期間を指します。
また、製造リードタイムの中でもさまざまなリードタイムに細分化することができます。各工程間の着手から完了までにかかる「工程リードタイム」と、それぞれの工程内における各作業の着手から完了までの「作業リードタイム」に大きく分けられるのが一般的です。

(4)配送リードタイム

生産した製品を納品するまでに必要な期間を指します。
配送リードタイムには製品の梱包から発送までの期間を含みます。配送リードタイムを短縮するためには自社の配送部門や物流会社との緊密な情報のやり取りが欠かせません。

2.製造業におけるリードタイム短縮のメリット

リードタイム短縮のメリット

「リードタイム短縮」が重要視されるのはなぜでしょう。それは顧客満足度もさることながら、企業にとって数多くのメリットをもたらすからに他なりません。
ここでは、リードタイム短縮によってもたらされる主なメリットは以下になります。

  • 顧客対応力(短納期対応)の向上
  • 販売機会ロスの減少
  • 保有在庫の減少(在庫補充ペースの速度上昇→無駄な在庫量を削減)
  • 在庫管理コスト削減(在庫保管スペースの縮小、在庫管理業務の簡素化)
  • 発注業務の容易化

リードタイム短縮の狙い・本質は、事業スピードを上げ、利益を向上させると同時に市場での競争力を高めることにあります。

3.それぞれのリードタイム短縮を実現する最適解は?

リードタイム短縮の方法

(1)開発リードタイムの短縮

開発リードタイムを短縮する方法として、各製品の部品の共通化があげられます。各製品数に共通して使える部品を生み出すことで、切り替え時間や在庫管理を簡易化することができます。部品の共通化を実現できれば、大きな成果を上げることができるでしょう。

(2)調達リードタイムの短縮

調達リードタイムの短縮には、原材料や部品を発注するサプライヤーと緊密な関係を築くことは不可欠です。
サプライヤーの生産工程を把握し、自社のリードタイムなどの情報を提供することで、納期遅れが発生しないサイクルを作り上げます。そうすることにより、おのずと調達リードタイムの短縮が可能となります。

(3)配送リードタイムの短縮

配送リードタイムの短縮は、主に2つの方法があげられます。
1つは、倉庫内での梱包・出荷作業の効率化とストック場所の改善があげられます。
もう1つは、自社輸配送ネットワークの改善や、委託する配送業者や配送ルートを見直すことで配送リードタイムの短縮が可能となるでしょう。

(4)製造リードタイムの短縮

最後に紹介するのは製造リードタイムの短縮方法です。ほかの各リードタイムの短縮に比べ無駄が多いのが実情です。そのことから、製造リードタイムの短縮は最も改善しやすく、かつ効果的でもあります。それでは詳しく見ていきましょう。

①タクトタイムの設定

タクトタイムとは

タクトタイムとは、1つの製品・部品を「何分(何秒)毎に作らなければならい」という基準時間のことを指します。しかしながら、リードタイムの短縮ために非現実的なタクトタイムを設定してしまうと、生産現場に負担をかけてしまうことになります。

タクトタイムは工場全体のリズムを刻むものといわれ、各工程間をテンポよく結ぶことが重要です。無理なく正確に守ることができるタクトタイムを設定し、各工程で同期化することが、製造リードタイムの短縮につながります。

②各工程の無駄(時間)の解消

先述したとおり、製造リードタイムにはさまざまな「無駄」が発生しているのが実情です。機械の割り付けなどの関係上、何もせず(することができず)、ただ待っている「手待ち時間」が発生する場合は、工程順序やラインバランスの問題、生産過多などがあげられます。
的確な需要予測に基づいた生産計画を立案し、急な生産指示などがないようにしましょう。

また、「生産管理システム」の導入も効果的です。

生産管理システム

生産管理システムによって、生産計画はもちろん、下記の情報をリアルタイムで一元管理することで効率化を図ることができます。

  1. 受注から売上までの管理を行う「販売管理」
  2. スムーズな生産体制を構築し、納期遅れを防ぎ、正常なキャッシュフローを維持する「在庫管理」
  3. 製造全体の流れを管理し、均一な品質を保つ「工程管理」

自社の生産体制に合ったシステムを導入することで、リードタイムの短縮を実現に大きく寄与するでしょう。

③不良品の発生の抑制

製造業において、不良品の発生を抑えることは重要な課題の一つです。いったん不良品が発生すると、原因を探るために製造ラインを停止せざるをえず、リードタイムの短縮に大きな悪影響を及ぼします。
製造工程内の適切なポイントで検査・検品のタイミングを設けることで、不良品の早期発見、迅速な原因究明などの対応が可能になり、リードタイムの短縮につながります。

検査装置の導入

また、検査装置の導入も効果的な施策となるでしょう。

⇒検査装置とはなにか?種類やプロセスについて解説

⇒オススメの検査装置メーカー24選!種類や特徴・構成もご紹介

 

④産業用ロボットやIoTなどの導入

生産リードタイムの短縮の方法として多くの人が思い浮かべるのは、産業用ロボットなどの導入ではないでしょうか。少し前までは、切り替え時間の関係により多品種少量生産の対応には疑問視されていました。

しかし、IoTやAI(人工知能)、ビッグデータと組み合わせることで、上記のような課題をクリアしている生産現場も増えつつあります。また、自動化・無人化のシステムを構築し、数千を超える多品種少量生産における生産性を向上させ、生産リードタイムの短縮を実現している企業も存在します。

産業用ロボットとIoT、ビッグデータの図

最新のテクノロジーと産業用ロボットを組み合わせ、上手に活用することが、生産リードタイム短縮のカギとなります。

⇒企業で活躍する注目のロボットとは?ロボットの種類や業界を紹介!

⇒ロボット制御で省力・最適化を実現!FA化の専門工場オススメ3選

⇒省力化ロボットとは?特徴やメリット、おすすめの製造工場5選を紹介

 

4.産業用ロボットを活用して生産リードタイムの短縮を

リードタイム短縮を実現する方法について紹介してきました。
特に生産リードタイムは、生産現場の努力で解決できるものとして、各社が改善に向けた取り組みを行っています。
中でも、産業用ロボットとIoTを活用した生産リードタイムの短縮は、次世代型スマートファクトリーへの移行で、今後は主流となっていくでしょう。

しかしながら、「リードタイムを短縮したいが、専門的なことが分からない」「費用対効果など導入に際して不安がある」といったお悩みや不安もあるかと思います。

日本サポートシステムでは、産業用ロボットを用いた生産設備や省力化の設計・加工・組立までを一貫体制で提供しています。生産リードタイムの短縮に欠かせない生産ラインのレイアウト設計には、豊富な経験によるシミュレーションとノウハウによって、お客様に最適なプランを導き出します。

生産リードタイムの短縮に向けた取り組みをお考えの方は、ぜひ、日本サポートシステムへお気軽にご相談ください。

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